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大都会ローマで自然派ピッツァを味わう

田澤 龍太郎

田澤 龍太郎

イタリア特派員

更新日
2018年11月29日
公開日
2018年11月29日
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日本からのイメージだとナポリのピッツァが良く知られていますが、イタリアの国民食の一つとなっているピッツァは、地域毎に特徴を持っています。それぞれの地域のカラーを持つ多くのピッツェリア(伊語:Pizzeria)が首都ローマにあります。その中でも自然派をコンセプトにしているオーガニック系のピッツァは、とても魅力的なものです。今回は、ローマでも有数の観光名所の一つバチカン美術館に近い場所にあり、ローマ2特派員が自ら推薦するピッツェリアを一つご紹介させて頂きます。

画像提供:ALMA BUONA

ALMA BUONA 住所:Via Angelo Emo 44

営業時間:19時~23時30分

ALMA BUONAは、地下鉄A線のチプロ(伊語:Cipro)駅より徒歩5分と便利な場所にあり、昨年にオープンしたばかりの新しいピッツェリアです。ここのピッツェリアで特徴的なのはオーガニックなのはそうですが、小麦粉の質にこだわりを持っています。注文時にピッツァの生地の原料となる小麦粉を選ぶことができます。

画像提供:ALMA BUONA

イタリアの小麦粉は、精製の方法によって分類されていますが、一般的なピッツェリアでは、コスト的にも安く、グルテンが高い方にある細かく挽いた軟質小麦「TIPO 00」が中心となっています。小麦からこだわりを持つこのピッツェリアでは、軟質小麦の中でもグルテンの含有量が少ない「TIPO 2」を伝統的なピッツァとして使用しています。また、軟質小麦「TIPO 2」だけではなく、カムット小麦(伊語:Kamut)と呼ばれる古代エジプト生まれで、ミネラルやたんぱく質を多く含んだ栄養価の高い麦やスペルト小麦(伊語:Farro)と呼ばれるミネラルの多く人工的な品種改良がなされてない古代穀物を使用したピッツァを出しています。

このように注文する時点でピッツァの生地となる原料を選べるというのは、選択肢が広がるだけではなく、健康を考慮しながらもピッツァを楽しめるというメリットがあります。また、ピッツァも色々な素材を乗せた様々なピザが用意されていますが、産地にこだわった食材を利用しており、季節に応じて味わうことができます。

画像提供:ALMA BUONA

このALMA BUONAでは、ピッツァとお供となるビールも100%イタリア産でスピルリナと言われるたんぱく質が豊富な健康食品を含んだものを使っています。こうした自然に沿ったピッツァをコンセプトにしているピッツェリアは、なかなか魅力的で、ローマ2特派員も足繫く通っています。

画像提供:ALMA BUONA

デザートも魅力的で、ピスタッチオを利用したちょっと冷たい感じのアイスクリームもピッツァを食した後に味わうとまた口の中に豊かな食感が広がります。

画像提供:ALMA BUONA

そして、このピッツェリアは、営業時間外にピッツァ職人による即席のピザ作りの体験教室も企画しており、特に海外から来られる方がこのピッツァ作り体験に申し込まれることが多いです。最近では、イタリアダウン症協会と共同でピッツァ作り体験教室を開催した実績も持っています。

ローマ2特派員の私はこのピッツェリアの回し者ではありませんが、ローマを旅される皆さんにこうした格別の美味しさを持つピッツェリアがローマにあるということを知って頂き、機会があれば、是非、日本とは違う本場でもこだわりの強いピッツェリアを訪れてみてください。

画像提供:ALMA BUONA

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