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鮒ずし完成
今年の6月【人生初の「鮒ずし」作りにチャレンジ!】でご紹介したように、滋賀県民のソウルフード「鮒ずし」作りに人生初チャレンジしました!
そして6か月後の12月、ついにその鮒ずしが完成。樽を開けることになりましたのでレポートしたいと思います!
今年は暖冬のようで、つい先日までは冬とは思えないような暖かさだったのが、ちょうどこの日を境に寒風が吹く本格的な冬の天気に様変わり。
でも鮒ずしを取り出すのは寒い日のほうがいいのですよね。
守山市の木浜漁港でしっかりと保管してあった2つの鮒ずし樽。ようやく御開帳です。
外蓋を取ると、重しの縄にはうっすらと白いカビ。ふわっと酒粕のような香り。
「あれっ?」イメージしていたような鮒ずしの強烈な匂いはこの時点ではありません。
中蓋を恐る恐る… 開けたらブログではお見せできないような絵面ならどうしよう…
あれれ? 多少酸っぱい匂いはするものの、どことなく果実を感じさせるような爽やかな香り!
しっかりと詰め込んだご飯をかき分け、中から鮒ずしが出てきました。
通常、ご飯の上に水を張って空気が入らないようにするらしいのですが、これが強烈な匂いを発生させるもと。しかし今回の鮒ずしの付け方は「から漬け」という水を張らないで作る方法。これなら全然自宅で作っても迷惑にはならないかな。
今回は男性チームと女性チームの二つの樽で、味の違いを比べるという実験も兼ねた試食を行います。
同じタイミングで漬けて同じ場所で保管していても、ご飯の詰めかた、漬け込む際に使った手水(お酒)の具合、樽の中での鮒の位置など、様々な要素で味は変わるようです。
飯(いい)=鮒の周りについているご飯をまずは食べ比べ。
「おおっ、美味い!」リンゴを思わせるフルーティーな乳酸菌の甘酸っぱさ。これが鮒ずし?って感じです。
完成した鮒ずしを試食
漁協組合長のプロの包丁さばきで大変美しく盛り付けいただき、試食開始!
試食の結果、今回の勝負は女性チームが作った鮒ずしに軍配が上がりました。漬けるときの繊細さが効いたフワッとした味わいが新しい感じでした。男性チームのワイルド感も良かったのですが…
試食の際にはスライスしたバケットに乗せ白ワインに合わせてみたりと、なかなかお洒落な感じで美味しくいただきました。
こんな食べ方もなかなかいい感じ! 鮒ずしの世界は広いですね。