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私自身はインドで、夫はモンゴルで、とそれぞれラクダ乗りの経験はあったのですが、子供達は未経験なので、是非とも乗せたくキャメル ツアー Camel ride に申し込みました。
10時にマラケシュ市内をバンで出発し、移動する事45分程。観光地ではなく、普段の現地生活が垣間見える町を通り抜けると、荒野が広がり始めました。マラケシュがいかに都会か、という事がよくわかりました。更にオレンジ果樹園の先に、ラクダ乗り場のキャンプがありました。
貸衣装で気分はアラビアの行商人
すぐに乗るのかと思いきや、モロッコ衣装を着せてくれるという、想定外の嬉しいサービスが。これでグッと気分がそれらしくなりました。夫婦にそれぞれ子供一人と同乗し、いざ出発です。
ラクダの背中にはマットが敷かれているのでフカフカ、快適でした。立ち上がると一気に視界も高くなり、遮るもののない雄大な景色と、昼間の月が情緒溢れる演出をしてくれます。
筋トレに有効
始めは背中に揺られるだけで楽チン、と思っていましたが、落ちないよう腕や脚に力を込めたりと、徐々に結構な運動になる事がわかってきました。特に上り坂よりも下り坂のガクッガクッという振動がキツく、腹筋も使うので食べ過ぎの毎日に喝を入れるのに丁度良いです。
道中、ラクダ曳きのおじさんは、撮影スポットで何度も写真を撮ってくれました。さすがIT社会の現代、手慣れたもので、携帯での撮影だけでなく、ビデオ撮影まで申し出てくれたのには驚きました。
一番見晴らしのいい丘に到達したら、Uターンです。少し違う道を通るので、帰りも景色を楽しめます。ラクダに乗っている時間は小一時間ほど。マラケシュ市街に13時前に到着しました。
ツアー料金
街角の代理店には、15ユーロ(約1897円)という貼り紙がしてあり、何処で手配をするかで料金はまちまちだと思います。参考までに今回我が家が利用したツアー料金をご紹介します。
一人当たり350ディルハム(約4046円)に加え、車の移動費が別途800ディルハム(約9248円)でした。宿が用意しているものをそのまま予約したので、街角より割高なのかもしれません。ただ、こういうものには例えば移動車輌のレベルや、現地施設の充実度、サービスの良し悪しが価格に反映されるものなので、一概にボッタクリだの高過ぎる、などとは言えません。今回ないと思っていたトイレもキャンプにはあり、とても清潔で、結果としては全てにおいて大満足でした。