キーワードで検索
神猪が導く開運の社
皆さま、明けましておめでとうございます!
本年も「地球の歩き方」特派員ブログ、ならびに滋賀県をよろしくお願い申し上げます。
いよいよ2019年がスタートいたしました。今年は5月に元号が変わり、1つの歴史が日本史に刻まれる年になります。私Funazushi-maruも滋賀特派員として6月には丸2年を迎えようとしておりますが、まだまだ滋賀の魅力は伝えきれておりません。ということで今年も猪突猛進していきたいと思います。
さて、今年の干支は「亥」。
その猪を神の使いとして崇める神社が、近江商人の町「日野町」にあります。
日野町は琵琶湖から遠く離れた鈴鹿山系の西麓に位置する滋賀県蒲生郡に属します。群名にあるように、ここは戦国武将:蒲生氏郷で有名な蒲生氏の城下町。また薬や漆器の行商で巨万の富を築いた日野商人の町でもあります。
そんな蒲生氏や日野商人に信仰され手厚く庇護されてきた神社が「馬見岡綿向神社(うまみおかわたむきじんじゃ)」です。
神社の言い伝えによると、神社の東方にそびえる綿向山へ蒲生野の豪族2人が狩りに来ていたところ、春と言うのに突然の風雪に襲われました。雪が止んだのちに降り積もった地面を見ると見たこともない大きな猪の足跡。それを追いかけていくと綿向山の山頂へと導かれ、目の前に現れたのは綿向大神の化身である白髪の老人だったというもの。それから、この地では猪を神の使いとされてきたのです。
猪パワー溢れる境内
神社の境内に入ると、さっそく社務所には猪がお出迎え。
大きな鳥居と太鼓橋。代々財力のある地域だけに、様々なものが寄進され大変立派な雰囲気があります。全国にその名を轟かせた日野商人や蒲生氏郷にあやかって出世開運にご利益があるそうですが、そういったパワーを感じます。
拝殿には巨大な猪の絵馬が。
この日は、今年年女となる妻と一緒に来ました。これ以上妻がパワーアップするのは私にとって吉か凶か…
お参りを済ませ、本殿の裏側へ回ると猪の石像が。これを撫でるとさらなるご利益があるそうですよ。
さらに回り込み、本殿の右側には大猪像が。台座には神猪と書かれ、その脇に由緒が示されています。
この神社を今年最初にオススメする理由、それは馬見岡綿向神社で亥年にのみ授与される猪の烙印が押された特別な絵馬。
今年を逃すと次に手に入るのは12年後となってしまいます。この絵馬、司馬遼太郎の「街道を行く」でも紹介されているものです。
猪パワーにあやかろうと、私もちょっと調子に乗って顔出しパネルに…。
日野の特産品でお腹も開運アップ!
境内では地元の方々が屋台を出しておられましたよ。
ひと際目についた赤い店構と店員さん。日野の猪ということで「ヒノシシビール」。地元で作られているクラフトビールです。日野祭の掛け声にヒントを得た「ヤレヤレIPA」や「ドントヤレIPA」など3種のテイスト。名前も面白いですが、瓶に描かれた猪のイラストが楽し気です。
日野と言えば、名物「日野菜のさくら漬」。県外の方は聞きなれないかもしれませんが、滋賀県民は日野菜と言えばさくら漬けなんですよ。これも美味しいんですよね。
ということで、
日野産の日野菜をアテに、同じく日野産のクラフトビールで猪パワーを頂きます!
これから春にかけて日野町では、3月にある情緒豊かな「ひなまつり紀行」や、5月に行われる豪華絢爛な「日野祭」など、見てみたい行事が盛りだくさん。猪の絵馬も今年一年はゲットできますので、皆さんも是非「馬見岡綿向神社」で2019年の開運祈願をしてみてはいかがでしょうか?
【馬見岡綿向神社】
〇場所:滋賀県蒲生郡日野町村井705番地
〇TEL:0748-52-0131
〇HP:http://www.ex.biwa.ne.jp/~j-watamuki/
〇アクセス:
JR近江八幡駅南口より近江バス北畑口行きにて約50分「向町」下車すぐ
近江鉄道日野駅より近江バス北畑口行きにて約20分「向町」下車すぐ