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クアラルンプールから北西へ約60km、車で1時間のクアラ・セランゴール(Kuala Selangor)。
マラッカ海峡にほど近い街ブキッ・ムラワティ(Bukit Melawati) には白い灯台(Altingsburg Lighthouse)があります。
余談ですが、マレーシアの地名でよく見かけるブキッ(Bukit)とは丘という意味です。クアラルンプールの繁華街ブキッ・ビンタン(Bukit Bintang) はビンタン=星なので「星の丘」という意味になります。
子供たちが遠足に行ったり、週末には多くの人が観光に訪れるローカル人気のスポットなのだそうです。
丘といっても緩い坂道のため、歩いて頂上まで登れます。
週末はトラクターに牽引されたトラム(trem)が運行されます。乗車料金は大人RM3.2(約84円)、子どもRM2.1(約55円)。
チケットを購入して待っていると、丘から戻るツーリストを乗せたトラムが降りてきます。
列に並んで適当な感じで乗車。満員になったら出発です。
道のせいかトラクターのせいか振動がすごいのですが、のんびり登っていく様子は、ゆるい時間が流れるマレーシアらしさを感じさせます。
5分ほどでしょうか、丘の上につくと白い灯台Altingsburg Lighthouseがまず目に入ります。
1900年初頭にオランダ統治時代にマラッカ海峡を通過する船舶のために造られたとのこと。
そして…ここでびっくりするのが、猿!
とにかくその数にびっくりです。
シルバールトン/シルバーリーフモンキー(Silver Leaf Monkey)という種類で目がクリっとしたかわいい猿なのですが、とにかく、そこらじゅうにいます。
餌となる果物などが売られていますが、手に持った瞬間に奪いにきます!
マレーシアは野猿が多いのですが、ここは完全に猿の王国に。
人慣れしていて可愛いのですが、持っているものを奪おうとするので緊張感がありました。
晴れているとマラッカ海峡に沈む夕日が見られるそうなのですが、この日は残念ながら曇りのため諦めました。
それでも熱帯ジャングルの向こうに見える水平線の風景はなかなかの絶景。
クアラルンプール近郊の意外な穴場スポットなのですが、公共交通機関のアクセスがよくありません。
配車タクシーサービスGrabやタクシーなどを利用するか、レンタカーとなります。
また、旅行会社が催行する蛍鑑賞ツアーなどのコースに含まれることもあるようです。
【データ】
施設名:ブキッ・ムラワティ(Bukit Melawati)
住所:Bukit Melawati,45000, Kuala Selangor