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湖北の春の風物詩・長浜「盆梅展」

フナズシマル

フナズシマル

滋賀特派員

更新日
2019年1月20日
公開日
2019年1月20日
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新春の風物詩「盆梅展」

もう皆さまは正月気分はすっかり抜けているかと思いますがいかがでしょうか?

とは言えこれから冬の本番を迎える滋賀ではありますが、そんな雪深い滋賀の湖北で春を告げる風物詩となっているイベントが長浜市で開かれます。

それが「長浜盆梅展」です。

1952年から始まり今年で68回目を数える歴史ある盆梅展は、羽柴秀吉の長浜城からほど近い「慶雲館」(明治天皇行幸のために建てられ、伊藤博文が命名した国の名勝庭園を持つ建物)にて行われます。

毎年この時期の湖北は雪があちこちにうず高く積もっているものですが、今年はかなりいつもと様子が違います。もう3月かと思うくらいの暖かさ。遠くの山のてっぺん以外には白いものはまったくありません。

慶雲館の庭園を通りぬけ、建物に入ると…

入り口に堂々とした盆梅が待ち構えていました。

すでに梅のいい香りが漂います。

広大な池泉回遊式庭園が望める純和風の座敷に、鉢植えであることが不思議になるくらいの大きな梅の木が並びます。この盆梅、中には3mを越えるものも。そんな盆梅の開化時期に応じて、約300鉢の中からから常時90鉢を展示しているのです。

古いものでは樹齢400年を超えるような大変な古木もあるそう。展示されている盆梅には名前が付けられており、それらの開花状況をホームページで見ることができます。

座敷の一番奥には、この今回リーフレットの表紙を飾っている「林光(りんこう)」が鉢の下に張られた水にその優雅な姿を映し出していました。

古き伝統に吹く新しき風

座敷のある旧館を抜けた先は新館となっています。今年は京都造形大学の学生達がこの新館エリアをプロデュース!

古き伝統に、若い人たちの新しいセンスがどのようにコラボレーションしているのかというところも見どころです。

お土産も充実!

新館2Fではお茶席やお土産スペースもあり、ここでしか味わえない味覚などもありますよ。

明治27年の創業以来、変わらぬ味を守り続けている元祖堅ボーロ本舗の「堅ボーロ」

その名の通りとっても堅いお菓子ですので、歯が弱い方はご用心。盆梅展にピッタリの「うめぼうろ」もありました。

Funazushi-maru的にはこちらもオススメ。地元長浜の酒蔵・佐藤酒造の梅酒は日本酒で漬け込まれており、マイルドで大変美味しい梅酒です。

長浜・盆梅展はこれから3月まで開催されていますが、今年は暖冬のためやや開花が早い傾向と聞きます。是非ホームページをチェックして、見たい鉢の咲き頃をチェックして訪れてください。

【慶雲館】

〇場所:〒526-0067 滋賀県長浜市港町2-5

〇TEL:0749-62-0740

〇HP:http://www.kitabiwako.jp/keiunkan/index.html

〇アクセス:

電車:JR北陸本線・長浜駅西口から南へ徒歩3分

車:北陸自動車道 長浜ICより約5㎞

長浜市豊公園駐車場より徒歩3分

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