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今年のシカゴの冬は南極より寒かったのは本当か!?

ワッキーまゆみ

ワッキーまゆみ

アメリカ・シカゴ特派員

更新日
2019年3月18日
公開日
2019年3月18日
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ハロー!ワッキーまゆみです。

3月10日(日)にSummer Saving Daylight夏時間を迎え1時間進めたシカゴは

日が長くなり何だか春めいてきています。

が今年の冬は厳しかった~雪も多く本当に寒かった!

どんだけ~!寒いのかをご紹介します。

日本の北海道と同じ緯度にあるシカゴはウィンディ―シティーと呼ばれる愛称からも

お分かりになるように風の街。

なぜかと言うとミシガン湖から吹く風がダウンタウンのビル群を駆け抜けビュンビュン風が強いのです。

ましてや冬に風が巻き荒れるとその体感温度たるや想像を絶する寒さで息を吸うと

喉は痛いわ肺もおかしくなりそうで、当然鼻毛もパキパキに凍る!(笑)

そんなシカゴの冬に慣れているはずのシカゴアンでさえ今年の冬は驚愕でした。

1月の下旬、北極からの極渦(Polar Vortex)と呼ばれる寒気が南下してシカゴなどの

北米中西部に襲撃をかけたのです。

20年以上振りの大寒波とありシカゴアンも「どんだけ寒い~?」と戦々恐々でした。

その大寒波に備えて食材や防寒具を購入したり皆家に籠る準備万端。

と言うのも学校関連は軒並み休校と発令し、公共機関の図書館、郵便配達なども休みと宣言し、

スーパーもお休み続出と大寒波に備えて大騒ぎ感をひしひしと感じてました。

そして「来たー!」大寒波の当日、早朝が一番寒く摂氏マイナス30度!家がパキパキ鳴ってました。

そしてベランダに続くドア枠の下には既に霜が…家の中なのに外気との温度差で内側に霜がたっぷりと。

久々に内側の霜を見た感で寒さがお分かりでしょうか?

外は一体どんな寒さ何だろうと実感すべく目で見て寒さがどれだけの物なのか感じて下さい~

寒さを実証する実験には様々な方法があります。

一般的には濡れたタオルを軽く絞りブンブン振り回して数秒後には直立不動の

タオルがコチコチに凍って出来上がるタオル回しや、バナナを凍らせて釘を打つのが簡単に出来て人気。

そして、ここ最近ではパンツを濡らして凍らせ、まるで透明人間がパンツを履いて立っている感を味わえる

Frozen Pantsが人気。

そしてインスタ映えしそうな実験で、日本の誇りカップラーメンを使っての

食品サンプルもどきを作ってみました。熱湯で普通にカップラーメンを作り割りばしに絡め、

それを固定して凍らせるのですが、外に出て素手で色々作っていると15秒が限界!

指先からジンジンと麻痺して痛い!千切れるかと思った。

何とか頑張り放置する事15分程でカップの上に出ている麺と割りばしは凍り付き、

熱湯で作ったにも関わらず40分程で本体の

中味迄凍り付き、素敵な食品サンプルアートが出来た~!

次に試したのは熱湯を空気中に散布するや否や瞬時に凍って気化する現象を体験。

撒き散らした途端に白く煙の様に弧を描き消えていきとっても幻想的。

といいつつも、私は一人で散布し、一人で写真を撮ったので大変な事に!

一回目は上手く行かず、風の向きが私の方向で熱湯が逆戻り「あっつ~!」と火傷するかと思った。

のちにニュースで同じような事で火傷を負い病院行きとなった方多数とニュースで知る…。

安全を確認してチャレンジすべし。

そして誰でも簡単に出来るのがシャボン玉を使っての寒さの実験。

普通にシャボン玉を吹くと普通は直ぐに壊れるのに極寒の中ではシャボン玉が硬くなり

下に落ちても割れずにコロコロ転がるのです。が私上手く出来ませんでした。

でも空気中に飛んだシャボン玉が白く凍っているの分かりますか?うっ…なんとなく出来た(笑)

シカゴの観光名所のあちらこちらでも大寒波を実体験出来る現象が見られ大騒ぎ。

ビーンズ(豆)の愛称で人気なCloud Gateは普段銀ピカでトゥルントゥルン。

それなのにこの大寒波ではカキーンと凍って氷柱まで垂れ下がってます。

普段のビーンズは艶々で眩しくて綺麗

©律子

なんだか違う物体へと変貌して氷柱が刺さりそうで危険です(笑)

ミシガン湖も巨大アイススケートリンクと化して湖上が全面凍結!

歩道も凍ってピカピカで危ない~!

©律子

と言う事で今回のシカゴの大寒波のせいで耳や鼻が千切れそうな程寒かったとお判りでしょうか?

疑似体験して頂けたら私の体験無駄になりません(笑)

こんなシカゴですが夏だけでは無く、

滅茶苦茶寒い冬のシカゴもそれはそれで思い出になるはず、是非遊びに来てね~。

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