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ハッファデイ~!デデド特派員のりひゃんです。
今回のブログは日本では中々触れにくい「タトゥー」について。日本ではまだまだ偏見のあるタトゥーですが、一歩世界に飛び出せばタトゥーの概念は全く異なります。グアムでのタトゥーの位置付けは、ファッションはもちろん、グループや仲間、家族愛を示すアイテムとしても活用されているような気がします。同じ集落で共に育った仲間同士で同じマークを入れたり、一族の名字を入れているローカルもよく見かけます。※あくまで私の主観です
今回やってきたのは「LOTS OF ART TATTOO(ロットオブアートタトゥー)」。グアムプレミアアウトレット(GPO)敷地内にあり、旅行者の方でも気軽に足を運べる場所にあります。が、(海外のタトゥーショップなんて恐くて入れない!)という方も多いのではないでしょうか。グアム島内には沢山のタトゥーショップがあるのですが、私自身も(タトゥーを入れる予定はないけどちょっと興味ある…中がどうなっているのか見てみたい…)そんな好奇心がありました。
(見学だけでも入れるの?)という不安を抱きつつ、「もちろん大丈夫!」という旦那の言葉を信じていざ入店!さっそくタトゥーゴリゴリの店員さんがいて、やや緊張しました。この「店員さん」こそ、実際に施術をしてくれるタトゥーアーティスト。この日は3名ほど在籍しており、皆しっかりライセンスを持って施術をしているそうです。
今回特別に店内を撮影させていただきました。意外と広々とした施術スペースはこちらの他にもう一つスペースがありました。
タトゥーに色を入れる際に使用するインクが並んでいます。カラーリングの有無は人それぞれですが、男性より女性のほうが色付けする方が多い傾向にあるようです。
施術に使う道具も特別に見せてもらいました。衛生面を保つため、施術で使う「針」は一回ごとに使い捨て。施術の直前に剃毛処理をし、アルコールでキレイに拭き取ってからスタートします。
かなり貴重な、実際施術をしている様子。こちらの女性、すじ彫りと呼ばれるアウトラインを彫る作業はほぼ完成し、この日はアートに立体感が出るようシェーディング(ぼかし)を入れる施術を受けていました。特に痛がる様子もなく、淡々と受けていたのが印象的でした。※特別に撮影許可をいただきました
隣で太もも全体にダイナミックなタトゥーを入れていた女性は、かなり痛そうで苦悶の表情を浮かべていました。旦那いわく、背中のタトゥーはかなり痛いとのこと。
店内に飾られていた「マスタータトゥーアーティスト」のライセンス証明書(右側)同ライセンスはタトゥー界最高峰の資格で、グアムでは同店のオーナーしか持っていない資格なのだそう。
こちらが同店のオーナーArt(アート)氏。彼の父親がミリタリーをしており、派遣先でその国にちなんだタトゥーを彫り、まだ幼かった彼に思い出話と共に見せてくれたのだそう。幼いながらもタトゥーに興味や憧れを抱いた彼は、14歳の時に初めて自分でタトゥーを彫ったそうです(写真の参照)上手くできた!と誇らしげだったそうですが、祖母に激怒された苦い思い出もあるのだとか。
今回撮影許可はもちろん、私の素人な質問にも丁寧に答えてくれたアートさん。日本人にももっとタトゥーの文化が浸透してほしいと願いつつ、日本ではまだまだタトゥーが一般的でないこともご存知でした。だからこそ、見学だけでも良いからお店を訪ねてほしい、グアム旅行ついでにフラッと遊びにきてほしい!と話していました。何やら今後、世界中のタトゥーアーティスト招いてライブタトゥーイベントを計画中なのだとか。日本からもアーティストを招く予定で、少しでも知ってもらえたら嬉しいな。と語っていました。
今回は中々難しいテーマのブログでしたが、せっかくのグアム(海外)旅行なので、異文化に触れてみてもらえたら…と思い、ご紹介してみました!
■LOTS OF ART TATTOO(ロットオブアートタトゥー)
住所:341 Chalan San Antonio Tamuning, Guam
営業時間:12時~22時
定休日:なし
電話番号:671-649-8287
URL:http://www.lotsofarttattoo.com/