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5月10日、メキシコは母の日でした。
世界中のママへ ♡おめでとう&ありがとう♡
3年前にも母の日をテーマにこちらの記事を投稿しましたが、
母というのは無償の愛を注ぎそして偉大。
優しい、温かい、おおらか、明るい、というプラスのイメージを持つはずが、
スペイン語がわかりだしてから、ある矛盾を感じていました。
それは・・・・・メキシコ(スペイン語)のスラングになるのでしょうか、
母へのイメージとは反対の意味を表現するときに使うフレーズがあるからです。
ちなみに、メキシコに来る前は同じ言語(スペイン語)のグアテマラという国に住んでいましたが、耳にしたことは無かったですね~。
ホームスティの家族が気を使っていたのでしょうか。
例えば、楽しかったことや素敵な出来事を誰かに語るとQue padre!(ケ・パードレ)と言われます。
可愛いものを持っているとEstá padre! (エスタ・パードレ)
強調したいときにはpadrísimo(a)!!(パドリィシモ) と
素敵・可愛い・美しいを表現する際にはPadre(父)が使われます。
メキシコはMACHISMO(マチズモ)男性優位主義が残っている国ですので、
言語にその背景が残っているのだろう、と主人の説。
反対に、
desmadre=カオスな状態を表す時。
me vale madre=私には関係ないという時。
Ya valió madres=思っていたようにことが進まず、無理だとなった時。
esta madre=これ という意味ですが使いにくかったり、不便なものに対してこいつ!という時。
Ni madres= No!の意味。
Qué poca madre=なんてことだ!
という風にマイナスの意味を表現する際にMadre(母)が使われています。
もっと表現が悪くなると、(全文は書けないのでご了承ください)
○ut○ madre,○hin○a tu madre などと、
喧嘩をしている人の言葉を聞くと、〇〇madre、××madre、△△madre といったい何回Madreを使うのか数えたくなるくらい(笑)
古き良き時代の日本でも、おまえのかあさんなんとやらというフレーズがありますが、
メキシコではお母さんの登場回数がとっても多いので、主人に聞いてみると、
メキシコ人女性(母)は強いので、マイナスの表現にどれだけ使われても、海よりも深い母の愛で受けとめてくれるのだ! ということだそう。
どこまでも母を愛する文化。
言語にまで現れるなんて、奥が深いなと思いました。
Hasta luego!