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メキシコが強いスポーツと言えばサッカー、そしてボクシング。
サッカーもボクシングも注目の試合となると、バーやレストランの屋外ではパブリックビューイングが
行われ、観戦したい人々で賑わいます。
そして、その先にはアルコール検査をする警察が待機しているというパターン。
(後先考えないのがメキシコ人…笑)
さて、今回はボクシングにスポットを当ててみたいと思いますが、
ボクシングはメキシコの伝統スポーツとして知られ、特に軽量級で強い国といえば『メキシコ』
理由として、
メキシコ人は他の国と比べると比較的小柄な人種であること。
メキシコシティは標高が高く(2250m)普段から高地トレーニング!
経済的な理由から、ハングリー精神をもつ選手が多い。
などが挙げられます。
余談ですが、亀田和毅選手がメキシコに修行にきて、その時に出会ったメキシコ人女性と結婚したことが話題にも
なりましたが、メキシコ在住者としては嬉しいニュースでした。
メキシコボクシング界の歴代有名選手と言えば、
5階級制覇を果たしたJorge Arceホルヘ・アルセ
6階級制覇を目指しましたが達成できず、しかしメキシコのEl Travieso(いたずら坊主)として超有名。
4階級制覇を果たしたErik Moralesエリック・モラレス、Juan Manuel Márquezファン・マヌエル・マルケス。両選手ともパッキャオと対戦しています。
3階級制覇を果たしたJulio César Chávezフリオ・セサール・チャベス
少し年配なので現役の頃を知りませんが、最初に述べた3選手よりも名前を耳にすることが多い方です。
現在もゴロゴロと有望選手がいる層の厚いメキシコで、今、カンクンで脚光を浴びるプロボクサーがいます。
Joseph Diamante Aguirre ジョセフ・ディアマンテ・アギィーレさん。
175㎝、60kgのライト級。カンクンではJoseph Diamanteとして知られています。
(左:レストラン花いちオーナーの橋本氏 右:ジョセフさん。)
試合直後とは思えない爽やかなお顔♡
生まれはアメリカのアーバイン。幼少期にカンクンに移り住んだそうなので、物心ついたころから
誇り高きCancunense(カンクネンセ=カンクン市民)であります。
トレーニングもメキシコシティではなく、ここカンクン。
そして、嬉しいことに我らが『花いち』が彼のスポンサーなのです。
ジョセフさんが10歳のころからカンクンの日本食レストラン『花いち』が大好きでご両親とよく来ていたのをオーナーの橋本氏の目に留まり、
めきめきと力を付けていくジョセフさんのサポートをしたいと思い
スポンサーになることをオファーした、という逸話があります。
ジョセフさんの身体は日本食で出来ているんです☆
左からジョセフさん、花いちシェフのパブロさん、そして橋本氏。
試合でのワンシーン。
当たり前ですが普段のやさしい笑顔も消え、真剣な表情。
Hanaichiの文字も光っています。
激しいトレーニングを積みながら、勤勉な彼は弁護士という文武両道の努力家ボクサー。
ケンカ好きがするスポーツというイメージがぬぐえないボクシングですが、
ボクシングは芸術として、自己防衛の方法としてそれを学ぶために、
決して他の人を傷つけてはいけない。
このスポーツは自尊心を高め、あなたを強くし、あなたに自信を与え、完璧なスポーツなのです
というコメントを発信。
決して驕らない彼の人柄が気に入ったという橋本氏のように、人気も出てきているボクサー。
2013年のデビュー以来、21連勝と負けなしですが、これからも世界の強豪と戦い、
是非世界チャンピオンに上り詰めていただきたいです。
ánimoジョセフさん!
今後の活躍にこうご期待☆彡
次の試合は8月24日に決まり、メキシコの放送局Televisaで実況中継されるとのことなので
家のテレビ前で応援します。
Hasta luego!