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プラハの春音楽祭

ART SURVIVE BLOG

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プラハ特派員

更新日
2019年6月4日
公開日
2019年6月4日
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チェコは世界的に著名なクラシック作曲家を多数輩出していることはご存知でしょうか?

交響曲第9番「新世界より」を作曲したドヴォルザークや

「我が祖国」の第2番「ヴルタヴァ(モルダウ)」のスメタナは

誰もが一度は耳にしたことが名前ではないのでしょうか。

今回はそんな芸術が豊かなチェコの国民的行事、

「プラハの春音楽祭」に行ってきました!

70年以上の歴史があるヨーロッパを代表とするこの音楽祭の時期には

世界中の音楽愛好家や旅行者がプラハを訪れます。

オープニングコンサートはスメタナの命日である5月12日に行われます。

「のだめカンタービレ」の映画のロケ地ともなったスメタナホールにて

彼の代表曲である「我が祖国」が毎年必ず演奏されます。

このオープニングのチケットは一番人気で販売後すぐ売り切れてしまいます・・・!

そしてお値段も他のコンサートよりお高め・・・

それでもご安心ください!

カレル橋のすぐ脇にあるカンパ公園という場所でパブリックビューイングされるので、

チケットが買えなくともカジュアルに楽しむ事が出来るのです♪

この時期のチェコはまだ肌寒いのでしっかりと厚着をして行きました。

敷地内には屋台があるのでそこで温かい飲み物などを買うことも出来ます。

コンサートが始まるまでは学生のブラスバンド演奏等も行われます。

ビールやスナックを持って行ってピクニック感覚で楽しみました。

日も沈み始めた20時に中継が始まります。

スクリーン越しであっても演奏の迫力が伝わります・・・!

演奏が終わると「ブラボー!」と、スタンディングオベーション!

この圧巻のスメタナを皮切りに華やかな音楽祭が毎年始まるのです。

プログラムによっては26歳以下であれば誰でも

200コルナ(約1000円)でチケットを買うことが出来ます。

そこで今回私はオーボエのコンクールの決勝と

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の

2つの公演のチケットを公式HPから購入しました。

会場はどちらもチェコフィルの本拠地であり

芸術家の家と呼ばれる「ルドルフィヌム(https://www.rudolfinum.cz/)」のドヴォルザークホールでした。

ネオ・ルネサンス様式の美しい建物の前には、

ドヴォルザークの銅像がそびえ立っています。

コンサートはフォーマルな服装で、とチケットに書いてあるので

スニーカーにジーンズではちょっと浮いてしまいそうですが、

ちょっぴりおめかしくらいの服装で問題ありません♪

「クラシック鑑賞」と聴くと少しハードルが高い印象ですが、

プラハの人はもっと気軽に音楽を楽しんでいるようです。

中もきらびやかで細かな装飾がとても美しいです!

思わず感嘆の声が漏れてしまいます。

スメタナホール程キャパは広くはないものの、

そのぶん音が綿密に聴こえてきます。

音響も素晴らしく一つ一つの音がクリアに響きます。

チェコの伝統あるオーケストラに、

若手の指揮者やソリストの活き活きとした演奏が

とても素晴らしかったです!

「音楽の街」プラハが最も華やぐこの3週間。

是非来年の春のこの時期にプラハにいらしてみてください♪

【Prague Spring Festival(プラハの春音楽祭)】

公式ホームページ: https://festival.cz/en/

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