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カンクンはカリブ海に臨むリゾート地。
リゾート地としてマイナスイメージの発信は避けたいところですが、現状をお伝えすることも大切なのではないかと思い、今回の投稿となります。
環境省によると2013年の夏以来、異例の藻の大量発生が報告され、今日も増え続けているとのこと。
ホテル前のビーチはホテルの清掃スタッフがまめにお掃除をしてくれるので比較的キレイに保たれていますが、清掃が追い付かない場所などでは押し寄せられた藻がビーチに放置され、匂いも気になります。
海の近くに行くと、カリブ海の爽やかな潮風!というよりも、どちらかというと日本海の磯の香りに近い?!
私には懐かしい魚のアメ横!寺泊を思い出します。(新潟出身なもので)
この藻の発生はSargazo(サルガソ)と呼ばれていて、主にカリブ海にある国々のビーチに集中している浮遊海藻のことで、キューバやホンジュラス、ベリーズまで広がり、一番被害が大きいのがメキシコで専門家によるとこのSargazo(サルガソ)の大量発生は、
✔地球温暖化による海水温の上昇
✔海の汚染
✔汚染が藻類の成長を助長させ増殖
✔海流と海流の組み合わせが重なった
ことが原因だそう……。
ますます地球温暖化を防ぐために私たちにできることはなにか・・・と考えてしまいますね。
白い砂浜が自慢のカンクン。
パブリックビーチの現在の様子はどうでしょう。
まずは、CANCUNモニュメントのあるPlaya Delfines(ドルフィンビーチ)
このCANCUNモニュメントからは藻は見えません。
ビーチの様子は??
安定の海の青さと空ですが、ビーチに茶色の藻が打ち上げられていますね。
続いてPlaya Ballenas(バジェナビーチ)
Secrets The Vine CancunとHard Rock Hotel の間からアクセス可能。
『藻』とは関係ありませんが施設が清潔だったのがうれしい。
ドルフィンビーチと同じくビーチに藻がありますね。
次はPlaya Marlin(マーリンビーチ)
ショッピングモールKukulcan Plazaの裏、警察署と消防署側にアクセスがあります。
ちょうどトラクターが通過、藻をかき集めた後なのか比較的キレイです。
お次はCOCO BONGOなど有名なクラブのある繁華街 Playa Chac Mool (チャックモールビーチ)
Mandala Beach Clubの横(右手)からビーチへのアクセスがあります。
ビーチに出ると目の前が
左手にKrystal CancúnそしてReflect Krystal Cancún Resort というホテルに続くビーチですが、残念な風景。。。。
風向きなのか、それこそ海流なのか、清掃がきていないのか、たくさんの藻がありました。
、
次はイスラ・ムヘーレス島行きのフェリー発着場所、Playa Tortugas(トルトゥーガビーチ)
ビーチへ続く道が素敵だったので一枚(藻には関係ありません)
ところどころ黒く見える部分に藻が溜まっていますが、波もなく穏やかでキレイでした。
最後に、イルカと泳ぐプログラムのフェリー発着場所、Playa Langosta(ランゴスタビーチ)
ドルフィンビーチにあるCANCUNよりもミニサイズですが、写真スポットがあります。
やはり少し藻がありますが、地元の人がたくさん来るパブリックビーチなので、キレイに保たれています。
5つのパブリックビーチを見てみましたが、全盛期(2005年に襲ったハリケーンWILMA前)の頃と比べると、ビーチも狭くなり藻があるものの、想像していたほどひどくなくて安心☆
もちろん、お掃除の進み具合や日によって、場所によっても異なります。
メキシコの国会でもすでに『藻』の問題があがり、対策を取っていくという状況ではありますが、
重機を使い山盛りの藻を収取をしたり、ボランティアを募り清掃をしたり、
最近では、海底生物に影響を与えることなく、藻が海岸に到達する前に封じ込める障壁を設置したり、専門家や研究者は藻の再利用や有効に利用するための研究・分析も進んでいます。
ビーチ沿いの景観が少しだけ損なわれているだけで、カンクンの青い海、そして温かい人々は相変わらずです☆
おまけ♪
ビーチで写真を撮っていると、マンゴーいらない?と声をかけられました。
美味しそうでしょ!
Hasta luego!