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かつて禁じられた緑の魔酒、アブサンの魅力

ART SURVIVE BLOG

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プラハ特派員

更新日
2019年6月26日
公開日
2019年6月26日
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みなさんこんにちは!

プラハは連日猛暑が続いており、ビールが美味しい季節を迎えました。

やっぱりチェコに来たらビール、と思う方も多いのではないでしょうか。

しかし今回紹介するのは、

ビールに勝るとも劣らないヨーロッパの魔酒、アブサンです。

今回は旧市街広場から徒歩3分、旧市街の賑わいの中佇む

"Green Devil's Absinth Bar & Shop"にお邪魔しました。

2007年に出来たプラハ初のアブサン専門店です。

Devilというだけあって入るのに少し勇気がいる外観ですが、

入り口の店員さんが優しく声をかけて下さいました。

入り口脇にはゴッホが。

海外ではゴッホやロートレックらに愛され、太宰治の『人間失格』にも登場するなど、

数々の芸術家らを魅了したお酒であることを示しているようです。

親しみやすい店員さんに案内され、中へ入ります。

店内も独特な雰囲気で、店員さん曰く

「似たり寄ったりな高級感を出さず、オリジナリティで勝負したい」

というポリシーがあるそうです。

階段を下って地下へ。

描かれている"緑の妖精"は、アブサンの別名でも知られています。

地下のお部屋は約800年前に出来たものらしく、壁面から歴史を感じることができます。

1杯ずつサービスして下さるとのことで、私たちも頂きました。

最もポピュラーな飲み方は、穴がいくつも空けられた"アブサンスプーン"を使います。

アブサンを入れたグラスの上にスプーンを掛け、その上に置いた角砂糖に

水を1滴ずつ注いでいきます。

グラスの中がゆっくり濁っていくさまがとても綺麗でした。

手前の白が度数30数%、奥の薄緑が約70%のもの。

どちらも自然な甘みで飲みやすかったです。

女性やアルコールに弱い方にも勧められるお酒です。

店員さんのオススメは、原液をゆっくり舐めるように飲むこと。

アブサン本来の味を楽しみたい方は、是非チャレンジしてみて下さい!

このお店ではこうした良質なアブサンを揃えており、

中には家族経営で生産されている、数少ない貴重なものも置いているそう。

ビール派だった私ですが、これから晩酌が楽しみになりそうです。

日本ではあまり馴染みのないアブサンですが、

是非日本の人々にも試してほしい!とのことでした。

プラハにお越しの際は、アブサンに気軽にトライしてみてはいかがでしょうか♪

Green Devil's Absinth Bar & Shopさん、ありがとうございました!

【Green Devil's Absinth Bar & Shop】

ウェブサイト: http://www.greendevils.cz

住所 : Týn 637/7 Praha1 11000

TEL : +420 728 326 344

営業時間 : 12:00〜25:00 無休

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