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東海道・水口宿の素朴なB級グルメ「スヤキ」

フナズシマル

フナズシマル

滋賀特派員

更新日
2019年6月30日
公開日
2019年6月30日
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谷野製麺所

旧東海道の「水口宿」。京都から数えると4つ目の宿場があった町です。

その街道沿い、水口城址にほど近い場所に「谷野製麺所」と書かれたお店があります。街道サイクリングが好きな私は、しょっちゅうこのお店の前を通り過ぎてはいたのですが、なかなか立ち寄る機会がありませんでした。先日、大池寺に行った際にちょうどお昼時だったので、どこか良い店はないかと考えていたところ、ふと思い出し立ち寄ってみました。

製麺所と書かれていますが、「谷野食堂」という昭和の時代から地元の学生達などに愛されてきた大衆食堂です。

中へ入ると、壁には芸能人のサインなどが沢山飾られています。テレビの取材なども多く来てるのですね。

大衆食堂の定番といった、昔懐かしいメニューが並びます。お値段も大変リーズナブルで財布に優しい!

が、そのメニューの隅っこに、普通の食堂では見慣れないものが・・・ 「スヤキ」

そう、これが水口名物のご当地グルメのことなんです!

スヤキを食す!

お腹が減っていたのでガッツリ行きたいところ、スヤキ初心者がいきなり(大)か(特大)というのもリスクが高そう。ふと見るとセットメニューもありますやん! ということで「スヤキ(並)+チキンライス」(900円)にチャレンジ。

待つこと10分程度でしょうか? やってまいりました、スヤキが!

どうですか!これが「スヤキ」なる食べ物ですぞ!

谷野製麺所特製の麺とモヤシやネギを一緒にラードで炒め、麺の表面に若干おこげが付くように焼かれています。

パッと見はソースのかかっていない、具を極端にシンプルにした焼きそばって感じでしょうか?

そのままで食べてみると…ラードの香りがいい感じで麺も香ばしいものの、やっぱり味にパンチがない。それも当然、このスヤキは自分で味付けするんです。

テーブルに置かれたウスターソースや胡椒、または醤油を自分の好みでぶっかけて食べるんのがスヤキの正しい食べ方なんです!

要するに、焼きそばの麺だけで炒めたから「素焼」ということなんでしょうね。素ソバとか素ウドンみたいなのとはちょっと違いそうですけどね。

ということで…

ウスターと胡椒をぶっかけました! 私、普段からウスターソース無しでは生きていけない人間ですので、これはタマリマセン!

そして、

「スヤキ」完成!

ではいただきます。ソース後がけということもあり、ラードの香ばしさと麺のおこげがパリパリっとして旨い。シンプルながらとってもクセになる味!

途中、さらにウスターを足したりしながら自分好みに仕立てていきます。

こちらはチキンライスです。まさに家庭の味の王道とも言えるケチャップライスにゆで卵が。

これも濃いめの味付けが私好みで大変おいしゅう御座いました。

次はスヤキ(特大)にウスターソースをドバドバっとかけて食べてみたいな!

谷野製麺所さんの麺は地元の販売所などで、焼きそばの麺や和蕎麦などの各種の麺が販売されています。

私が小学校のころ大好きだった給食の王様「ソフト麺」も谷野製麺所で作られていますよ。

【谷野食堂】

〇場所:滋賀県甲賀市水口町城内8−12

〇TEL: 0748-62-2488

〇アクセス:

近江鉄道「水口城南駅」下車 徒歩7分

新名神「甲南インター」より車で20分

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