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タンザニア人は歯がきれいな人が多く、日本人ほど虫歯に悩んでいるように見えない
かもしれませんね。しかし、ダルエスサラームにも歯医者はいくつもあるので、いざ
という時は駆け込むことができます。
虫歯治療だけでなく、歯列矯正、インプラント、ホワイトニングなど一通りの処置を
受けることができます。
●●●歯科探し
ローカルエリアにある歯科、外国人御用達の歯科など様々なので、予算に合わせて選
びましょう。
歯科選びは、ダルのスーパーやレストランなどに置かれている"Advertising
Dar(アドバタイジング・ダル)"、"Zoom Tanzania(ズーム・タンザニア)"といった
フリーペーパーを参考にすると良いでしょう。
それらには飲食店や各種サービスに加え、病院やクリニックの情報も載っているので、
行き先の見当をつけるのに役立ちます。
また、"WhatClinic"といった病院検索サイトを利用する手もありますよ。
●●●料金と設備
ただし、料金は治療内容により100~1000米ドル単位でかかることは心に留めておく
必要がありましょう。
例えば、虫歯を削って詰める治療で1ヶ所100ドルほどになるので、緊急時以外は利用
せずに済ませたいところです。友人は根管治療で約2000ドルでした。
他方、診療設備の面では日本の歯科に劣りません。
行く前は不安でも、実際に行ってみれば「案ずるより産むがやすし」と感じると思い
ますよ!
●●●いざ、歯科治療。体験レポート
さて、高額ゆえできるだけ避けたいタンザニアでの歯科治療ですが、筆者は詰め物が
取れてしまったために訪問することになりました。
事前に予約を取ってから出掛けます。
初診料(Consultation fee)として一律4万シリング(約2000円)ほどの料金がかかり
ましたが、無料のところもあるようです。
まずは軽く問診ののち、レントゲンを撮って歯の状態を確認しつつ、口の中全体を丁寧
に診察してくれます。
担当してくれた女性歯科医の説明は親切で丁寧で、ひとまず安心。
中でも歯並びに関し気になっていた部分について下された、今まで日本でかかっていた
どの歯科医からも得られなかった明快で合理的な診断には目が開かれる思いでした。
いよいよ治療です。
麻酔をかけて歯を削ります。
不安と怖さで体がこわばる瞬間のはずですが、まもなく心からリラックスできる夢心地の
時間に変わりました。
麻酔がしっかり効いており、激しい機械音に反して全くの無感覚が痛快なほどだったのと、
医師の腕の良さが感じられたからです。
治療中はライトがまぶしくないよう、患者は黄色い透明なゴーグルを装着させられるのは
日本とは違う点ですね。
うがいの水がミント味でシュワシュワしていたのも印象的でした。
タンザニアでの初めての歯科体験が安心と信頼に包まれたものとなり、満ち足りた一日に
なりました!