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艶めく緑彩る、梅雨の名刹~湖東三山・金剛輪寺

フナズシマル

フナズシマル

滋賀特派員

更新日
2019年7月14日
公開日
2019年7月14日
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メジャー寺院

日本の紅葉の名所百選にも選ばれている「湖東三山」(湖東三山=滋賀県湖東地域の甲良町、愛荘町、東近江市にある3つの国宝寺院。西明寺・金剛輪寺・百済寺)に、Funazushi-maruは行ったことがありませんでした。なのでもちろん地球の歩き方でも紹介したことがありません。

どうにも有名どころを避けてしまう天邪鬼な性格のせいか…、単に有名どころは情報量が多いので別に私が紹介しなくても…なんて思ってしまったり。

ただでさえ滋賀県というだけでもマイナーな場所なのに、さらにその滋賀県のマイナースポットばかりに光を当てるのは見てもらってナンボのブログサイトとしては致命的な欠点かもしれませんね。地球の歩き方事務局からは今のところ特に注意はありませんが…。

先日友人にお誘いいただいたサイクリングの行先に、「湖東三山」の一つ「金剛輪寺」がありました。得てしてそんなふうに誰かの案がキッカケになるもんです。Funazushi-maru、ついに滋賀のメジャー観光スポット「金剛輪寺」へ足を踏み入れるに至り、皆様に紹介できる機会を得ることとなりました。

湖東三山・金剛輪寺

金剛輪寺は正式名「松峰山 金剛輪寺」。滋賀県愛知郡愛荘町にある創建1200年を数える天台宗の寺院です。開山したのは奈良の大仏を建立した聖武天皇と行基菩薩と伝わります。

写真って紅葉の時期なら天気の良い日が一番キレイに写りますが、緑が深まるこの季節、実は薄く曇った梅雨空と雨露に濡れた寺院の境内は、より緑が綺麗に映えるんです。この日も水滴を含んだ苔が光るような緑色を発して生命力に満ちた景色が広がっていました。

紅葉で有名は金剛輪寺ですが、境内では様々な花が季節ごとに楽しませてくれます。

意外にもアジサイの寺とも言っても良いくらい、この時期の境内は至る所にアジサイの花が咲いていました。

最近は青モミジを見るツアーなどがちまたのパンフレットにも多く紹介されていますが、ここ金剛輪寺の明寿院庭園も青モミジに包まれて、訪れた人の目も心もしっとりと癒してくれます。

歴史ある寺院の、こういった落ち着いたしっとりとした雰囲気が私は好きです。

本堂までの道のり、赤い前掛けを掛けたお地蔵様が並んで、薄暗い緑の中に一層赤色が映えます。

梅雨の季節が似合う寺

本堂へと続く「二天門」。石段の両脇にはアジサイと青モミジの競演です。

二天門にある大草鞋は湖東三山寺院の特徴でもあります。最も大きくて代表的なものは「百済寺」のもので、3メートルもあるそうです。

本堂の周囲にはアジサイが咲き乱れていました。

緑の奥にそびえる三重塔。その足元もアジサイが彩っています。

こんなにも梅雨の季節が似合う場所だったとは知りませんでした…。滋賀特派員としてはまだまだ勉強不足ですね。

今後は反省して、もう少し有名どころも行くようにします…。

【松峰山・金剛輪寺】

〇場所:滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺873番地

〇TEL:0749-37-3211

〇HP:http://kongourinji.jp/

〇アクセス:

JR琵琶湖線「稲枝駅」下車 タクシーで15分

名神高速「湖東三山スマートインター」より車で1分

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