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日本のように四季の区別があまりなく、熱帯の国マレーシア。
マレー半島とボルネオ島の一部と合わせ13の州があります。
マラッカ州(Melaka)の内陸部にあるアイルケロー(Ayer Kroh)。
マラッカ動物園(Zoo Melaka)、ウォーターパークのバイユー・ラグーン・パーク・リゾート(Bayou Lagoon Park Resort)など、観光スポットが集まっていて、ローカルの家族連れに人気のエリアです。
ミニ・マレーシア&アセアン・カルチュアル・パーク(Mini Malaysia & ASEAN Cultural Park )もその一つ。
ここは伝統的な建築様式で建てられたマレーシア13州全て実物大の家が展示されている、テーマーパーク。
ASEANとあるのはマレーシアだけではなく、タイ、インドネシア、シンガポールなどの伝統建築も展示されているからです。
家を外から眺めるだけではなく、全て中に入ることができるのが特徴。
中には生活用品が置かれていたり、子どもたちが実際に使っていた遊具などもあります。
禁止されていないものに限っては実際に触ったりすることも可能。
スタッフの方にお伺いしたところ、現在でもこのような伝統的な建築様式の家に住む人々もいるそうです。
しかしどちらかというと、ひと昔前のスタイルを再現しているのだそう。
日本にもある過去の時代体験ができるテーマパークのイメージに近いかもしれません。
海外の家というと土足であがるイメージかもしれませんが、日本同様に靴を脱いで室内に入ることも多いマレーシア。
園内の家に入る時もまずは靴を脱ぎます。
訪れた日は日差しも強く、日中の最高気温は35度ぐらいでした。
しかし家の中は風通しもよく、外と比べると暑さがずいぶん違います。
窓ガラスではなく木製の開き窓で、屋根の庇(ひさし)も長いため、光があまり入ってこないのですが、編み上げられた壁の隙間からはほんのりと光がさしてきます。
外を歩いていた時には汗だくでしたが、家の中では意外なほど心地よさが感じられました。
またエントランス向かって左にあるステージでは時間帯によってマレーシア伝統舞踊ショーが見られたり、家の前庭では昔の生活用品を使ってココナッツを割っていたりと、マレーシアのちょっと前の生活をかいま見ることができます。
ひとくちに熱帯と言っても、州のよって文化や気候、地理などに微妙な差があるため、思ったよりも屋根や家のスタイルが違います。
今まで郊外などで見ることがあった高床式で屋根が長い家。
改めてマレーシアの気候に沿って快適に過ごすために工夫されていることがわかり印象的でした。
訪れる場合の注意として、園内には蚊がいるので、虫除けなどを持参してください。
そして歩いて回ることになるので水分補給を忘れないようにしてくださいね。
(写真:本人撮影)
【データ】
施設名:ミニ・マレーシア&アセアン・カルチュアル・パーク(Mini Malaysia & ASEAN Cultural Park )
住所:Lebuh Ayer Keroh, 75450 Malacca
営業時間:9:30-17:30
入園料:RM23(大人)、RM17(子ども、学生) ※MyKad(マレーシア国民のIDカード)なしの場合