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家族が出場する、10月20日開催のヨーク・マラソン大会を見に行って来ました。ロンドンより北なせいか、今頃の季節にしては結構寒いと感じました。
9時半に市街地で滞在しているホテル前をランナー達が通るので、まずはそこを見てからゴール地点へ。
イギリスにフルマラソンはない⁈
毎度、夫のマラソン大会についてゴール地点だけ観て楽しむ、という事だけならもう結構な数をこなしてきました。そうして今更ながら気付いたイギリスのマラソン大会あれこれ。
今回夫に言われてハッと気付いたのは、こちらでは、いわゆる日本の「フルマラソン」「ハーフマラソン」という呼び方は存在しないという事。大会までに、色んな人に休みの予定を聞かれてこの話をしてきたのですが、まず、イギリスでは距離の単位がキロではなくマイルなので、相手にイメージして貰いづらい。
「それってどれくらいなの?」と聞かれて、普段から走る事に興味のある人ならキロで言っても想像して貰えるでしょうが、全く関係ない人には42.195kmと言ってもまず解ってくれてないようで、これまではフルマラソンだよ!と、無理矢理説明を終わらせていたのですが、この言葉も実は存在していなかったようで、正確には26.2マイルと言わなければならないようです。ハーフならその半分?けれど、実際には今回もありましたが、キリのいい10マイルとか、そんな距離の枠がよくあるケースのようです。
チャリティが盛ん
今大会のテーマカラーはピンク。スーパー大手のアズダ(関連記事)のロゴがデカデカと何処にでもついているので、協賛企業なんだな、と思ったらなんと、アズダはここヨークシャー州、リーズ Leeds という都市の創業でした。正確には Asda Foundationというアズダの関連団体で、主にイギリス国内におけるチャリティを支援する活動をしているようです。
参加者の方でも、走る事によって仲間や知り合いから広くお金を集めてそれを色んな団体に寄付する、という運動が盛んです。そこまで大掛かりでなくとも、今回夫も試みたように、大会申込時に提示された幾つかのチャリティ団体リストの中から選び、参加費にプラスして寄付金を添えるという形でも協賛できます。
今大会には9つのこういったチャリティ団体が提示されていました。嬉しいオマケに、寄付した団体からは大会前にカッコいいランニングシャツと、見た事のない手書きのお礼状が自宅に届いてビックリ。確かに、こうして貰えると当日そのシャツを着て走り、更に宣伝効果を得れますね。しかも、終わった後には別ブースにドリンクとスナックのサービスまであり、予想外にお得感のある寄付でした。善良な人は、そんなものにおトク感なんて求めないのでしょうが‥!
ゴール地点の会場
参加者が荷物を預けたりするゴール地点の会場はイベント・ヴィレッジと言います。私のような怠け者の応援者には一番のお楽しみエリア、お祭りモード満載の場所です。今大会ではレース後の参加者に、協賛企業からのノンアルコールビールが振る舞われました。他にマッサージやグッディ・バッグ goody bag と呼ばれるスポンサーからの試供品がワンサカ入ったお土産袋とメダル、記念Tシャツが配られます。中の品物を勝手に物色するのも私の密かな楽しみ‥。
帰りにはヨーク駅までの市バスが臨時便として出ており、行き先名がその名も「ヨークシャーマラソン」で、特別料金か?着いた日に利用した市バスより1ポンド高い、大人一人3ポンド(約420円)でした。
YORKSHIRE MARATHONURL: https://www.runforall.com/events/marathon/yorkshire-marathon/ツアー