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今年は10月初旬になっても、まだ暖かい日が続いています。
さて、どの山に登ろうかと考えていたらフェーン(Föhn、暖かい南風)がすごく吹いていて、標高1800mを超える山へのケーブルカーも運行休止、標高900mのところでも風で足元が少し揺れるほど。
今日は低めの山を選んで、のんびりゆっくり歩こう!ということになり、このコースになりました。
まずは、スイス国鉄でアッペンツェル駅に行き、ゴッサウ(Gossau)行きに乗り換え、ヤコブスバード(Jakobsbad)で降ります。
そこからケーブルカーに乗りクローンベルク(Kronberg)へ。
午前10時くらいのケーブルカーからの風景です。
山全体が赤、黄色、茶色に変わっていて、すっかり秋模様。
今日は曇り空なのでおひさまは弱いけれど、最高18度くらい、最低13度くらいなので、歩くぶんにはちょうどいいお天気。
地元の人たちは、ダウンジャケット、帽子、手袋、という装備が多かったですが・・・
さて、このクローンベルク(Kronberg、1650m)からシャイデックまで1時間10分のんびり歩きます。
おなじみの黄色い標識。
なだらかな道が心地よいです。
木々の下ではなく、ゆるい牧草地が続きます。
そして、アホーン(Ahorn、1015m)までの1時間の道を。
少し坂のような道もあり、森のような木のトンネルもあり、森林浴が楽しめます。
そしてカウバード(Kaubad、1045m)まで1時間35分の道を。
ここにある山小屋で一休みをしていたら、急に雨が降ってきました。
山男の夫によると、この調子だと雨は強くなる一方でやむ気配はないとのこと。
こんなところにバスは通ってないし、どうしようかと思っていたら、PubliCarというサービスを見つけました。
1時間に1回運行してくれるPostAutoというバス会社のサービスで、アッペンツェルの主要な山小屋まで迎えに来てくれ、アッペンツェル駅まで運んでくれるというものです。
というわけで、この日はゆるゆると歩き、シャイデック、アホーン、カウバードの3つの山小屋でウイスキーボトルをゲットし、バスでアッペンツェルまで行って、のんびりしつつも目的を果たすちゃっかりした時間を過ごしました。
アッペンツェルもハイキングやトレッキングで有名な場所なので、色々なサービスも整っています。
体力の面だけでなく、急な天候の変化などにも対応できるよう、下準備が必要だと改めて感じた日でした。