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クアラルンプールの中華街で50年続く名物屋台の豆乳と豆腐スイーツ

逗子 マリナ

逗子 マリナ

マレーシア特派員

更新日
2020年1月8日
公開日
2020年1月8日
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クアラルンプール市内の観光スポットとして人気が高いのがセントラル・マーケット(Central Marlet)があるパサール・セニ(Pasar Seni)駅周辺。

ヒンドゥ寺院、中華寺院や徒歩圏にはムルデカ(独立)広場(Merdeka Sqare)をはじめ、I LOVE KLでおなじみのクアラルンプール シティギャラリー(Kuala Lumpur City Gallery)のフォトスポットなどがあります。

そして中華街(China Town)も、ここにあります。ローカルは中華街と呼ばずにペタリンストリートと呼びます。

実は近年、中華街の中心は華人だけではなく、東南アジア系の人々が多くなり、ちょっと様変わりしてきていると言われています。

偽ブランドなどを扱う店も多いので注意が必要です。

とはいえ昔ながらに、漢方を扱う店、中華系の菓子や食品、食事、おみやげと魅力あふれるスポットなのは確かです。

キム・ソヤ・ビーン(Kim Soya Bean)は、中華街の中心で約50年続く家族経営の屋台として知られています。

売っているのは豆乳と豆腐花(Tao Fu Fah)=ドウフフォアのみ。

実はマレーシアでも豆乳ドリンクは日常的に人気があり、スーパーなどでもさまざまな種類があります。

また絹ごし豆腐に蜜をかけたような甘くて温かい豆腐花も、デザートとして定番。

熱帯の国なのですが、体を冷やすのはよくないとの考えが浸透しています。

キム・ソヤ・ビーンは有名店のためいつ訪れてもこのように多くの人でにぎわっています。

次から次へと買いにくる人が多く、容器に豆乳を注いでいくお店の方の手際のよさに思わず見入ってしまいます。

その場で飲む豆乳はカップに入ったサイズと、ペットボトル入りの2種類。

もちろんこちらもおいしいのですが、オススメは豆腐花(Tau Fu Fah)で1杯RM1.8(約46円)。

絹ごし豆腐に蜜がかかっているシンプルなもので、スイーツとして華人を中心に人気があります。

注文の際に、白か黒かかける蜜の種類を聞かれます。白はシロップ、黒はグラメラカです。

グラメラカは黒糖に似たやさしい甘さで、マレーシアのデザートによく使われています。

私も当初は「豆腐に甘い蜜?」と思ったのですが、今はヘルシースナックとしてローカルホーカーやフードトラックなどでもよく購入して食べます。

実際には豆腐というよりも、絹こし豆腐をさらにゆるくした豆腐っぽいゼリーといった食感かもしれません。

暑いマレーシアですが体を冷やさずに楽しむ、ヘルシーで粋なデザートです。

よかったらぜひ挑戦してみてくださいね。

【データ】

キム・ソヤ・ビーン(Kim Soya Bean)

住所:49, Jalan Petaling, City Centre, 50000 Kuala Lumpur

※ペタリンストリートの中華門から入り、まっすぐ。大きな十字路の焼き栗を売っている店の向かい。

営業時間:11:00頃から

(全ての写真撮影&撮影許諾by逗子マリナ)

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