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ハッファデイ~!デデド特派員のりひゃんです。
グアムには多くのおすすめ観光スポットがありますが、今回はその中でも個人的にお気に入りの場所をご紹介します。神秘的な雰囲気漂う素敵な場所ですよ!
グアムの古代遺跡「ラッテストーン」はご存知でしょうか。旅行者に人気"ラッテストーンクッキー"の、モデルにもなっている遺跡です。遺跡がモデルのクッキー?と感じる方もいるかと思いますが、ラッテストーンはグアムの文化や歴史を象徴する、大切なものなのです。
今回ご紹介するのは、その古代遺跡ラッテストーンを間近で見られる公園「Sen. Angel Santos Memorial Park」。通称ラッテストーン公園です。ガイドブックにも多数掲載されている、グアムの有名観光地「スペイン広場」のすぐ隣にひっそりとある公園です。私が同スポットをおすすめする理由は、"本物"の遺跡を間近で見て触って肌で感じられるからです。緑いっぱいの公園を散策しながらまわれるので、大好きな場所なのです。スペイン広場を観光するなら、ぜひ同公園にも足を運んでほしいです!
公園に入るとすぐに見えるのが、チャモロ文化の復興を目指した若き指導者、エンジェル・L・G・サントス議員の銅像。ラッテストーン公園の英語名「Sen. Angel Santos Memorial Park」の名前は、彼の名前から付けたものです。
そしてそのすぐ隣には、1.5メートルはあるだろう石柱、そうこれがラッテストーンです。800~1600年頃に造られたこの遺跡。等間隔に2列ずつ計8本が、あまりにも堂々と、そして無防備に建っているのが良いんです!グアム・チャモロ民族は、文字を持たない民族であったため、この遺跡が何のために作られどのように使われていたのかは、未だ謎に包まれているそうです。様々な諸説があるようですが、高床式住居の土台として使われていたのではないか?という説が一番有力なのだそう。
遠目から見たラッテストーン。"ハリギ"と呼ばれる石柱に、"タサ"と呼ばれるお椀型の石が乗っています。この形は冒頭のラッテストーンクッキーの他、グアムの街の様々な場所で使用されています。例えば民家やビルの柱がラッテストーンデザインであったり、グアム国際空港は建物自体がこの遺跡の形をしていたりします。バスや車での移動の際は、"ラッテストーンモチーフ探し"をしてみるのも楽しいですよ!
最後にもう一つ、こちらはなんと旧日本軍の防空壕の跡地。アガニア近辺には、第二次世界大戦の名残である洞窟要塞が多数残されています。よ~く見ると壕 空 防と、さかさまに書いてあるのが確認できます。古代チャモロ民族の歴史と、グアムで実際に起きた戦争の面影を両方垣間見ることができる「ラッテストーン公園」。
コロナで中々グアム旅行が叶いませんが、次回グアムを訪れる際はぜひ足を運んでみてくださいね!
■ラッテストーン公園(Latte Stone Park)
料金:無料
ロケーション:ハガニア地区 スペイン広場の裏手