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幻想的な万葉の夜~石山寺・「あたら夜もみじ」

フナズシマル

フナズシマル

滋賀特派員

更新日
2019年12月3日
公開日
2019年12月3日
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万葉の言葉に誘われて…

このところ急にグッと寒くなった滋賀ですが、紅葉は順調に見頃を迎えています。ただ、そろそろ平地でもピークを越えてきたかなという感じですね。

滋賀の有名紅葉スポットである石山寺では「あたら夜もみじ」というライトアップイベントが11月15日~12月1日まで開催されました。

石山寺の夜間拝観イベントは他にもあるのですが、私は紅葉の季節のライトアップイベントは初めてです。と言うことで、イベント終了間際の11月30日に「あたら夜もみじ」に行ってきました!

イベント名にもなっている「あたら夜」とは、漢字で書くと「可惜夜」。万葉集の一首「玉くしげ明けまく惜しき可惜夜を衣手離 (か) れてひとりかも寝む」に出てくる言葉で、明けるのが惜しい夜という意味だそうです。素敵な言葉ですね。

夜明けまではまだまだ大丈夫な20時に石山寺へ到着。駐車場は待ちが出ているくらい満車です。といっても京都の有名スポットほどではないのが滋賀の良いところ。

大門に着くとさっそくカラフルなライトアップでお出迎え。普段の石山寺とはかなり違った雰囲気で期待が高まります。

門の奥には煌びやかな紅葉の回廊が…。

入ってすぐのところには、大津市のマスコットキャラクター「おおつ光ルくん」も光ってます。

灯篭がモミジとともに境内の奥へと誘います。

途中で面白い場所を発見! こちらには太鼓が設置されており、庭園内のライトが太鼓の音に反応して色が変わる仕組みになっていました。

境内奥には眩いばかりの黄金色の紅葉が、頭上を包み込むように広がっていました!

その真下の池には紅葉が(さかさもみじ)となって映り込み、まさに吸い込まれるよう。

石山寺と言えばこの「珪灰石」の大岩から望む多宝塔。

多宝塔のバックからは一筋のレーザービームが真っ暗な空へと伸びており、どこか宇宙を感じさせる景観がそこにありました。

あたら夜…、夜明けが惜しくなるほど見とれてしまう石山寺の紅葉でした。

この日の気温は4度。いやー寒い!

いよいよ本格的な冬の到来ですね。

【石山寺】

〇場所:滋賀県大津市石山寺1-1-1

〇TEL:077-537-1105(石山観光協会)

〇HP:http://www.ishiyamadera.or.jp

〇アクセス:

JR琵琶湖線「石山駅」下車 京阪バス約10分(石山寺下車)

京阪電車「京阪石山寺駅」下車 徒歩約10分

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