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アプリを使って気軽に利用できる配車サービス大手、ウーバー Uber。日本でも過疎地の高齢者などに一定の需要があり、ここ数年来業務を拡大しようと試みていますが、タクシー業界の反発や規制を前に手こずっています。事情はここイギリスでも同じです。
ロンドン交通局(TfL)は11月25日、ウーバーロンドンでの営業ライセンスについて、安全上の理由から更新しない決断を下しました(出展:Independent)。
黒タクとの軋轢
二階建てバスと並んで、イギリスの名物とも言える黒いタクシー、通称ブラック キャブが幅を利かせており、これまでウーバーは認可を勝ち取る、撤回されるといったことを何度も繰り返してきました。
私自身運転をせず、ロンドンだけでおよそ350万人いる(2017年時点)利用者のひとりとして、ウーバーのサービスが存続するかどうかは結構な死活問題です。ウーバーは今回も不服申し立てをすると見られ、裁判期間中は営業を継続できるとされています。
ウーバーの使い方
ですので、今後もなんとか使えますように、との願いを込めてイギリスでのウーバー利用方法をご紹介します。想定される使い方としては例えば、急な雨に降られ、今すぐにこの場に来て欲しい、道に迷ったのでとにかくホテルに戻りたいといった時など。電話をかけて現地の言葉で手配をするのは、ハードルが高いものです。
もちろん、厳しいドライバー試験を受け、アプリも導入するなど時代の変化にも対応しているブラック・キャブの言い分にも納得します。それでも、特に私のように普段使いをする在住者や旅行者にとっては、事前に目的地までのおおよその値段がわかっていることなど、やはりウーバーは使いやすいなという気がします。
まずはアプリをダウンロードして、住所氏名、決済用のクレジットカード情報などを記入します。うまく認証されると、ホーム画面に行き先を入力する箇所が現れます。そこに住所などを入れると、その時点で近くにいる車両を見つけて手配します。
この時車種を選択する必要があるのですが、安いからと最低料金の方を選ぶと、人数によっては定員オーバーになってしまい、ドライバーから注意を受けるので、特に子供連れの場合は少し高めの車種にした方が無難です。
配車手配が完了すると、到着予定時間が表示されるのでとても便利です。ただ、たいていは3分以内なので、ホテル等から呼ぶ場合は十分に準備が整ってからでないと、待たせた場合に追加料金が発生します。呼んだらすぐに表に出て、車を待つぐらいでちょうど良いです。
アプリのページには、ドライバーのこれまでの運転回数、乗客からの評価まで書かれていることもあるので、女性客ひとりといった状況でも安心できます。お値段も手頃で色んなシーンで利用しやすいウーバー、上手く使いこなせば旅がより快適なものになるでしょう。