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お世話になったあの方へ、心を込めてお渡しする贈り物、「お歳暮」。
日本では年々市場が縮小傾向という話も聞こえてきますが、令和元年はいかがでしょうか。
この時期、タイにも日本の「お歳暮」のような習慣があります。一番の特徴は、「バスケット」に入っていること! いかにも贈り物です、といった風情を感じるので、個人的にはとても好きな光景です。
タイのお歳暮「グラチャオ・ピーマイ」
12月になるとスーパーマーケットや各種ショップなどで登場し始める「グラチャオ・ピーマイ」。
店舗やブランドによってはバスケットではなくボックス入りの商品もありますが、店頭の目立つ場所に置いてあるものは、バスケット入りの贈り物がメインです。
価格はピンキリで、庶民的なスーパーマーケットでは1,000円台から購入することもできます。そして品物は、概ね飲食物が多いように見受けられます。
コーヒーなどの嗜好品やジュースはもちろん、栄養ドリンクや燕の巣(エキス等)といった健康食品も定番のジャンルです。燕の巣はバンコクの日常では決して珍しくはないアイテムで、スーパーマーケットをはじめコンビニエンスストアなどでも販売されています。
「グラチャオ・ピーマイ」の「ピーマイ」は、タイ語で「新年」という意味なので、来年も健康でお過ごしくださいという気持ちがこういったバスケットに込められているのだと思われます。
ここでちょっと舞台裏をご紹介。
品物が詰まっていて見栄えよく見えるこれらのバスケットですが、商品を取り除くと、、、実は何かしらのクッションが詰まっていることが多いんです。
上の写真のように、シュレッダーされた紙や箱が詰まっています。こういった何かしらのクッションが台のように敷かれ、その上に商品が乗っていることがほとんどでした。
今ではこの仕掛けにも慣れましたが、初めて見た時は衝撃を受けました!
商品をより見えやすくしている故なのか、それともたくさん入っているように見えるためなのか? さて、どちらでしょうね。
日本でも「お歳暮」と聞いただけで、グッと年の瀬感が強まります。12月はクリスマスや忘年会やら何やら、そして大晦日といったイベントが目白押し! 皆様もお体に気をつけて、残りわずかとなった2019年をぜひ健やかにお過ごしください☺︎
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