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¡Hola!カヒカ特派員のSaeです。
前回に引き続き、ボゴタ周辺の交通事情についてです。
前回は、TransMilenioについてお話ししました。
日本で見かけたことがなく新鮮でおもしろいなあと思ったのは、TransMilenioでも路線バスでも、いろいろな人が車内でパフォーマンスを始めることです。 これまでわたしが遭遇したのは、
ギターの弾き語りリコーダー独奏親子でのラップ(スピーカー持参)政治的?演説ガムやキャンディーなどお菓子の販売文房具の販売手品…かと思ったら、糸通しの販売でした などです。
これでどのくらい稼げるのかしらなんて気になってしまうところですが、特にTransMilenioは車両がいくつか繋がっていて長いため、隣の車両では音楽、こちらでは実演販売、なんてこともあります。
さて、話がそれましたが、路線バスの乗り方です。
ちなみに、この路線バスにはもちろん停留所がありますが、ルート内であれば、実はどこでも乗り降りできてしまいます(すべてのバスが該当するわけではありません)。 「ここで降ろしてくれ」と運転手さんに頼めば停まってくれますし、停留所でなくても道端で手を挙げれば、停まって乗せてくれます。バス利用者にとってはとても便利なシステムですが、これが道路の渋滞を引き起こしている、という見方も…。
前回お話したとおり、ボゴタには地下鉄や電車がありません。そのため、バスの利用者がとても多く、時間帯や路線によっては日本の満員電車レベルの混雑ぶりです。 写真がちょっとわかりにくいのですが、本当に、ぎゅうぎゅう。特に通勤・通学の時間帯は大変です。
ボゴタは道路の渋滞もひどく、交通量が多い朝と夕方の時間、主要な道路は、車のナンバーによって規制がされています。偶数の日、たとえば10日だったら、偶数ナンバーの車はその時間走ってはいけません。見つかったら罰金です。 そのため、ボゴタ周辺では渋滞の影響を受けにくくナンバー規制の対象になっていない、オートバイの利用がとても多いです。道路を横断する際は、特にこのバイクに気を付けましょう。
公共交通機関の車両内にいろいろな人がいる話をしましたが、道路にもいろいろな人がいます。信号待ちや、長い渋滞を利用してのビジネスです。飲み物やお菓子にはじまり、花束、漫画や子供用の塗り絵、赤ちゃんのおしりふきを売っている人もいました。また、ジャグリングを始める人、車のウィンドウをきれいにしてくれる(これはもちろん有料)人たちもいます。おもしろいですよね。
ちなみに、わたしの住むカヒカ市にも電車はなく、TransMilenioもないので、公共交通機関は路線バスのみです。ボゴタの路線バスとは別物です。カヒカのバスは、見た目と大きさ、座席の感じは路線バスというよりもシャトルバスのような感じのものが多いですが、ものによっては、ちょっと大きめのバンのような場合もあります。そしてこちらも、通勤時間帯はかなりの混雑。カヒカは郊外なので、ボゴタへ働きに出ている人が多いんですね。
さて、バスやタクシーなど交通機関の利用だけでなく、コロンビアの観光全般に言えることですが、本当に英語が通じない!!!たまに話せる人がいますが、観光スポットだから、などと侮ってはいけません。 ですので、できるだけ使えそうなスペイン語は覚えておくと良いです。もしどうしても必要で翻訳アプリなどを使うときは、くれぐれもスマホの扱いに気を付けましょう。
安心で、安全なコロンビアの旅を!
それでは。
¡Chao!