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菌(キン)
と聞くと、カビ・ばい菌などの不衛生なイメージや酵母などの人間生活に役立つ微生物といったものまで、何かちょっと怪しげなものといったイメージを抱いたりします。
ちなみにこの「菌」。訓読みは何と呼ぶか?
「キノコ」なんですよ。
そう、あのおいしいマツタケやシイタケから猛毒のテングタケなどもたしかに菌。
そんな「菌(キノコ)」の神社が、滋賀県栗東市にあるのです。
そのキノコの神社の名は「菌神社」。はい、ストレートなネーミングですね。
ただ菌と書いて、「くさびら」と読みます。
飛鳥時代の637年に舒明天皇によって勧請された大変歴史ある神社です。
創建当初は「口狭比良大明神」とか、室町時代には「草平大明神」とも呼ばれたこともあります。
その昔、この地が大飢饉に襲われたとき竹田折命が田植えしようとしたところ、一夜にして一面キノコだらけになり民が救われたということから、竹田折命は菌田連(クサビラタノムラジ)の姓を賜ったとの古事があり、それがこの神社の由来となりました。
決して大きな神社ではありませんが、地元の方に大事にされているのか境内は綺麗に整えられています。
キノコを祀った神社は日本ではここだけ。そういうわけで全国の菌に関わるお仕事をされている方々の崇敬を受けているようです。
御朱印は草津市の「伊砂砂神社」にていただくことができますよ。
【菌神社】
〇場所:滋賀県栗東市中沢
〇TEL:077-551-0126(栗東市観光物産協会)
〇アクセス:
JR琵琶湖線 「栗東駅」 下車 徒歩 15分
道31号栗東支那中線「苅原」交差点を南西へ。葉山川の横