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コロンビアンフルーツに、トライ! その2

ロンドノ宮内 紗恵

ロンドノ宮内 紗恵

コロンビア特派員

更新日
2020年1月27日
公開日
2020年1月27日
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¡Hola! カヒカ特派員のSaeです。

前回、日本にはないコロンビアンフルーツをいろいろご紹介しました。

今回はその続編のようなものです。

日本にもあるけれど、ちょっと違う、ふたつのフルーツについてお話しします。

みなさん、コロンビアで多く生産されている農産物って、何だと思いますか?

コロンビアといえばコーヒーだと思いますが、そのとおり。
やはりコーヒーを含む、加工用・油糧種子類といわれるものが最も多く
(コーヒー以外にはサトウキビやカカオなどが含まれます)、
その次にお米などの穀物、そして根菜類、果実類などが続きます。

統計上は根菜類に含まれ、また果実類にも同様に含まれるコロンビアで最も多く栽培されているもののひとつが、
バナナです。
なぜ根菜類と果実類とふたつに含まれるのかというと、日本でメジャーな生食用バナナは果実類、
そしてコロンビア料理を語る上で外せない調理用バナナは、
根菜類・プランテンというカテゴリーに属しているからです。

なんだか難しい話をしてしまいましたが、要は、コロンビアではバナナはおもに2種類あり、
それは果物としてそのまま食べるバナナと調理をして食べるプランテン(スペイン語ではプラタノといいます)に
分けられるということです。

ふつうのバナナは日本と変わりませんが、こんな風にぶら下げられて売っていることが多いです。

そして、プラタノにも2種類あります。

黄色く熟したものが、Maduro(マドゥロ・熟した、という意味)、
緑色のものがVerde(ベルデ・緑色の、という意味)といいます。
それぞれ、蒸したり茹でたりオーブンで焼いたり揚げたりと、本当にさまざまな食べ方がありますが、
必ず火を通すという点が、日本ではなかなか見られないものかなあと思います。

マドゥロはほんのり甘く、ベルデにはあまり味がありませんが、どちらもとてもおいしくて、私は大好きです。
あくまでおかずというか、付け合わせのような存在なので、日本人的には、芋に近い感覚ですね。
コロンビア料理には必ず使われる、とても重要な食材のひとつです。

今日ご紹介したいもうひとつのフルーツが、こちらです。

何だと思いますか? 1枚目の右手に、見慣れた形と色のものが写っていますが、アボカドです。

アボカドもコロンビアで多く生産されている果実類のひとつです。
おもに2種類あり、日本で見慣れている手のひらサイズの黒っぽいのがHass(ハス)と呼ばれるもの、
写真に大量に写っている緑色の大きなものはapelillo(パペリージョ)といいます。

パペリージョの方が大きさのとおり、少し大味で脂肪はハスより少なめ。
アボカドもバナナ同様、コロンビアではとてもメジャーな食材で、マッシュしてお肉などの付け合わせにしたりサラダにしたり、スープに入れたりもします。

ちなみにコロンビアでは、アボカドはアボカド屋さんが売っています。
もちろん、スーパーや近所の八百屋さんなどでも買えるのですが、アボカド専門の業者さんがいるのです。

上の写真も市場の中にあるアボカド屋さんを撮影したもの。
本当に、2種類のアボカドだけで商売をしているんですね。
アボカド屋さんはこういった市場の中だけでなく、道ばたに屋台のようなものを出して売っていることも多く、
本当によく見かけます。
そして、新鮮さを示すため、半分に切ったものをディスプレイしていて、試食させてくれることもあります。
このアボカド専売システム、ちょっとおもしろいなあといつも思うのです。

コロンビアに来たらぜひ、プラタノとアボカド、食べてみてくださいね。

それでは。

¡Chao!

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