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みなさん、おはようございます。イタリアでの外出禁止期間が5月3日(日)まで延長されました。ですので、春の訪れとともにやってくるパスクア(Pasqua)復活祭は、例年のように家族で集まることは出来ず、個々で過ごすことになります。さて、本当にイタリア人たちが法令を守って家族での食事を開かずに我慢できるのか…。見ものです。
さて、Pasquaと言えばNataleと肩を並べるとても大切な宗教行事。それもそのはず、イエス・キリストが十字架に磔にされて命を落とし、その後"復活"したことをお祝いする日なのです。祝日になるの?と思われるでしょうが、移動祝日として毎年日にち異なり、今年は4月12日。春分の日の後に来る、最初の満月の次の日曜日がパスクアの日として定められています。
テーブルの上には、オリーブの枝。これは、Pasquaの1週前の日曜日に教会のミサでいただけるもの。イエス・キリストがエルサレムに入城した日で、La domenica delle palme(ヤシの日曜日)と呼ばれ、教会ではミサが行われ、このオリーブの枝に祈りを捧げてもらえます。この日に戴くケーキ(トルタ)は、Colombaと呼ばれるもの。鳩の形をしたバターケーキです。クリスマスに食べるパネットーネと同じ生地で、形が鳩の形になり、この大きな白砂糖がまぶしてあるのが特徴的ですね。
そして、忘れてはいけないのがこちらの卵型のチョコレート。卵は「誕生」するという意味もあり、この復活祭でのシンボルになります。
復活祭の日曜日の翌日はLunedi dell' angelo「天使の月曜日」 で、Pasquetta(パスクエッタ:小さなパスクア)と呼ばれ祝日になります。パスクアの前後で1週間ほどお休みをとる人も多いので、お店や公共サービスが通常のように機能していない可能性も高いです。この時期に旅行を予定される場合はぜひともご注意くださいませね。
今年のPasquaは初めて夫婦二人…。何を料理すべきか頭がいたいです!
では、Buona giornata.Ci vediamo presto.