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湖岸緑地中主吉川公園
この冬の滋賀に本格的な雪が降ることは全然なかったのですが、先週末はついに湖南地域でも雪が積もりました!
本格的に降ったのは夜中から明け方だけだったようですが、久々の雪景色についうれしくなり空が明るくなってきたタイミングで近所の様子を見に出かけました。
大津、草津あたりはすでにほぼ溶けていましたが、守山・野洲あたりまでくるとまだまだ雪が残っています。
何となく立ち寄ったのは、野洲川北流を緑地公園にした「湖岸緑地中主吉川公園」という場所。
くさつサイクルフェスタのコースもこのすぐ前を通ります。
野洲川はその昔「近江太郎」という名前で呼ばれ恐れられていた暴れ川。
琵琶湖大橋の付け根となっている北湖と南湖の間のくびれは、野洲川から流れる大量の土砂によって形作られたもの。
そのかわりに草津・守山・野洲地域の広大で肥沃な平野を生み出しているのです。
以前は河口に行くにしたがって複数の流れに分かれていた河道を、1本にまとめる大工事によって流域の安全を確保したのです。
その際に残った古い流れは守山の南流は「地球市民の森」という公園に、野洲の北流はここ中主吉川公園になったのでした。
何気ない場所のこだわりの竹林
新雪を踏みしめ公園を散策していると、素敵な竹林を発見。
まるで京都・嵐山の竹林を彷彿させるような竹林がありました。笹の上に残った雪が情緒豊かな表情を醸し出しています。
こんな場所があったなんて……
ふと、「いい竹林でしょ?」と声がかかりました。
そこにはあと少しで完成する竹垣を、雪の中懸命に作業されていた方がいらっしゃいました。
造園業をされている方なのですが、なんとこの竹垣はボランティアでされているそうなのです!
本来は竹垣を作るための色んなセオリーとか御法度があるのですが、有名な庭園のように常々整備ができないためできるだけお金をかけず、でも見た目とともに丈夫で長持ちする工夫をこらしたと仰っていました。落とした枝をあしらうなど、遊び心も溢れた竹垣になっていますね。
普通の公園にある竹垣のそんなストーリーなんて、きっと誰にも知られることのないものが多いと思います。なので今回このブログで書き残しておきたいと思いました。
大人気のキャンプスポット発見
ここまで人の気配も少なかった公園ですが、そこから湖岸方面に向かって進むと、こんな雪の朝っぱらから駐車場がほぼ満車になっている場所が……
なんだなんだ?
と、エリアにはさまざまな大きさのテントがいくつもあるではないですか! この雪が降るなかで、テント泊している人々がこんなにいたとは!
冬キャンプが流行っているとは聞いていますが、こんなところで多くのキャンパーに出会うとは思いませんでした。
新しく綺麗なトイレも完備されています。
綺麗に刈り込まれた芝生など整備が行き届いたキャンプ場ですが、なんとここの利用料は「無料」とのこと。
こりゃ、人気出るわ!
意外に素敵な公園だった「湖岸緑地中主吉川公園」。
今度、自転車キャンプする場所はここで決まりだな!
【湖岸緑地中主吉川公園】
〇場所: 滋賀県野洲市吉川
〇TEL: 077-584-5330(都市公園湖岸緑地 管理事務所)
〇アクセス: JR琵琶湖線「野洲駅」下車 近江バス約35分(鮎屋の郷行き あやめの里下車)
車:湖岸道路 鮎屋の郷前から約4分