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マレーシアでよく見聞きするプラナカン(Peranakan)という言葉。
大陸から移り住んだ華人がマーレシア人女性と結婚し、さらにその時代のヨーロッパの国々の影響などが交わった独特の食や、文化などをさします。特にマラッカなどでよく見かける中華料理とマレー料理が合わさったプラナカン料理(ニョニャ料理)はマレーシアの伝統料理として親しまれています。
そんなプラナカンの名を冠したかわいいレストランがプラナカン・プレイス(Peranakan Place)。今回はスイーツと軽めのスナックを食べてみました。
プラナカン文化の特徴は原色使いと派手な草花などをモチーフにした衣装や小物。
アジアン雑貨としても人気ですね。こちらのお店の屋号もカラフルです。
ショッピングモールのなかのレストランですが、なかに入るとプラナカンのイメージそのままなカラフルで伝統的な装飾。
色鮮やかなのでSNS映えしますね。マレーシアに限らずアジアは原色使いが多いので強い日差しに映えます。
注文したスナックはパイティ(Pai Tee/高帽)。4つでRM7.9(約210円)。
このパイティとは、ワンタンやペイストリーのような生地をカリッと揚げてあり、お店によって違いますがなかにエビや細切りにした野菜が入っています。食べる時にはいわゆるチリソースのサンバル(Sambal)をつけて食べます。
プラナカン・プレイスではなかにやさしい甘辛味の切り干し大根のような味つけの細切りにしたカブの煮付けが入っています。トッピングはカニカマとカシューナッツ。
本来は前菜なのですが、私は小腹が空いたときにスナックとして食べたりします。
そしてスイーツはサゴ・グラ・メラカ(Sago Gula Meraka)RM4.9(約130円)、と友人が頼んだのはドリアン・チェンドル(Durian Cendol)RM9.9(約263円)。
サゴ・グラ・メラカとは、もちもちした小さいタピオカのような風味のサゴにココナッツミルクとパームシュガーをかけたもので、冷たく冷やして食べます。パームシュガーのやわらかい甘さ、口に広がるココナッツミルクの食感がまさに南国マレーシア。
チェンドル(緑色の細いゼリーのようなもの自体の名称)とは、かき氷とパフェの中間のような冷たいスイーツです。
ドリアンのペーストがトッピングされています。さすが果物の王様だけあって、値段もやや高めでした。ゆっくりと食べて涼をとります。
これらはホーカー(屋台)などではどれも定番となっています。ただホーカー以外で食べたい時には、このようなモールに入っているレストランだと利用しやすいですね。
マレーシア伝統料理でありながら、ほかの料理も日本人向けで食べやすいのでおすすめです。
【プラナカン・プレイス(Peranakan Place)】
・住所: Lot. L5.03 & L5.04 Level 5 Nu Sentral Shopping Centre, No.201 Jalan Tun Sambathan 50470, Kuala Lumpur
・Tel: 03 – 2276 5199
※訪れたのはone utama shopping centreの店舗。表記住所はクアラルンプール中心部からアクセスしやすいKL Sentralの店舗となっています。ほかにプトラジャ店、マラッカ店などがあります。
(すべての写真撮影&撮影許諾by逗子マリナ)
※写真の無断転載禁止