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「大好き!」そして「大嫌い!」という賛否両論が聞こえてくる野菜のひとつに、「パクチー」があげられるのではないでしょうか。
日本では、山盛りパクチーサラダなるメニューを提供しているレストランも、多々ありますよね。私は「大好き!」の一味なので、バンコクのスーパーマーケットや市場で入手して自宅でモシャモシャ食べています。
一方、本場のタイ料理は食べたいけれど、パクチーが苦手だからタイ料理屋さんには行きたくない……という声もよく耳にします。
もしその理由でタイ料理を食べるのをためらっていたら、少しもったいないかもしれません。というのも、バンコクのタイ料理店では、期待するほどパクチーに出合う機会はないのです。
どちらかというと、辛みのあるソースや下ごしらえに使われていることが多いような印象さえあります。
ソースの場合は、ほかの多くのエッセンスとパクチーの苦味が相殺されてしまうので、パクチー単体の特徴を感じにくいかと思います。
料理でいえば、例えば日本人にもお馴染みの「カオマンガイ」。チキンスープでご飯を炊く、日本の炊き込みご飯を思わせる優しい味ですが、そのご飯の下ごしらえにはパクチーの根が用いられています。食べる時はほとんど気がつきませんよね。
パクチーにアレルギーがあれば別ですが、「とにかく嫌いなの!」という方でしたら、まず一度は本場のタイ料理にトライしてみるのもいいのではないでしょうか☺︎