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2020年3月18日〜31日までマレーシア国内の移動制限がかかることが3月16日にムヒディン首相より発表されました。
さまざまな行事やイベントなどが中止もしくは延期となります。
またモスクでの礼拝も3月26日までは中止が決定され、国内の大学や学校も閉鎖となります。
マレーシア人の海外渡航および外国人旅行者や訪問者の入国は禁止されます。
海外から(マレーシア人が)帰国する場合は14日間の待機(検疫)が実施されます。
このアナウンスによりライフライン、郵便、運輸、空港、港などの市民生活に必須とされる以外の機関は政府、民間問わず閉鎖されることになりました。
2月27日から3月1日にかけてクアラルンプール郊外で開催されたモスクの集会でクラスターが発生。3月15日に190名が陽性と診断されました。これによりマレーシア全土の感染者は一気に増え400名を超えました。
アザーン(礼拝開始の呼びかけ)は行われるのですが、ムスリムも礼拝所に入らずに自宅や近くで礼拝するようにとのことです。
また冒頭でお伝えしたマレーシア国内における決定は、今後増えると予想される感染者に対する措置でもあるそうです。
この状況を受け、マレーシア保健省(MOH)は3月12日に大人数が集まる集会の自粛や延期要請のアナウンスを出しました。そして3月16日にlockdown(封鎖)となった模様です。
以下はその他のマレーシアの現在の情報となります。
クアラルンプールの観光スポットのなかでも圧倒的な人気を誇るペトロナス・ツイン・タワー(Petorinas TwinTowers)。
現在の新型コロナウイルスの広がりから、入場に関しての規定が設けられています。
公式Webサイトのトップページに掲載されている情報(英語)はこちら
入場制限されるのは以下のような条件にあてはまるケースです。
・体温が37.5度以上の人
・過去14日間に中華人民共和国(中国本土、香港、マカオ)、台湾、韓国、日本、イタリア、イラン、デンマークなどを訪れた人
またチケットカウンターの前に検温、健康状態の申告書、パスポートの提示などが必要となっています。
条件などが変更されたり、また状況によっては見学が可能なこともあるので、現在ペトロナス・ツイン・タワーを見学する予定などがある人は、可能でしたら直接チケットカウンターに出向いてみた方がよいかもしれません。
マレーシア航空からの入国などに関するアナウンス(英語)はこちら
・サラワク州(Sarawak)政府は、新型コロナウイルスに関して以下の国や地域からのエントリーに際し、同州の規定に沿ったガイドラインの遵守を求めるとのアナウンスがあり、そのなかに日本が含まれています。
ただしそれとは別にマレーシア(上記のサラワク州、サバ州を除く)への入国に関しては、入国前14日間に北海道に滞在した人に関しての入国が禁じられています。
※参考画像で当該モスクではありません。
封鎖予定期間は3月18日〜31日までとされていますが、今後の状況は追ってお伝えしていけたらと思います。
(全ての写真撮影by逗子マリナ)
※写真の無断転載禁止