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世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス。2020年3月17日現在のマレーシア、ペナンの状況についてお知らせします。
マレーシア政府は2020年3月18日から3月31日までマレーシア全土に Movement Control Order(活動制限令)を発表しました。
(1)宗教,スポーツ,社会及び文化活動や大規模集会が禁止され,礼拝施設及び商業施設については,日々の生活必需品を販売するスーパーマーケット,市場,小売店などを除き,閉鎖となり,金曜礼拝を含む,イスラム教徒によるモスクでの宗教活動は,3月15日に開催された特別諮問委員会会議での決定(※3月17日から3月26日まで礼拝を行わない)にもとづく。
(2)マレーシア人の海外への出国を禁止。但し,海外より帰国したマレーシア人は健康検査及び14日間の自主隔離(self quarantine)が求められる。
(3)外国人観光客及び渡航者の入国を禁止。
(4)幼稚園,普通学校,寄宿学校,国際学校,(コーランを読誦する)ターフィズ校,初等・中等・大学入学前の教育施設を含む,公立及び私立学校の休校。
(5)全ての公立及び私立の高等教育機関(IPT)及び技術訓練校の休校。
(6)政府機関及び民間企業は,水,電気,エネルギー,通信,郵便,輸送,灌漑,石油,ガス,燃料,放送,金融,銀行,保健,薬局,消防,刑務所,港,空港,治安,国防,清掃,物販,食料供給といった国の重要なサービスに不可欠である主要インフラを除き閉鎖。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴うマレーシア政府による活動制限令の発表について
在ペナン日本国総領事館 令和2年3月17日掲載
マレーシアでは3月1日に29名の新型コロナウイルス感染者が確認されて以来、ここ数日のうちに急激に感染者が増えています。そのあと3月16日に新たに125名の感染者が確認されその時点で感染者数は428名になり、3月17日現在で累積感染者数は673名(ペナン州は23名)まで増えました。
マレーシアでは感染者と濃厚接触者の隔離は早い段階で決然とした対応がされています。今回の対応も早めの決断が皆さんの健康と安全を守るために必要ということで早い段階でこのような対応がなされました。
連日、新型コロナウイルス関連のニュースが世界中を騒がせていますが、このような状況では確かなところから情報を得ることが重要です。現在、外国人観光客および渡航者の入国は禁止されていますが、旅行の際に滞在先の最新情報が得られるサービスとして外務省の海外安全情報配信サービス「たびレジ」というものがあります。登録するとメールやSMSで現地最新情報を得ることができます。
■外務省、海外安全情報配信サービス
– たびレジ
■マレーシア首相官邸、保健省(英語)で最新の情報を確認いただけます。
– マレーシア保健省
・住所: 11, Persiaran Stonor, Off Jalan Tun Razak, 50450 Kuala Lumpur, Malaysia
・電話: (03)2177-2600(代表)
・住所: Level 28, Menara BHL, No. 51 Jalan Sultan Ahmad Shah, 10050 Penang, Malaysia.
・電話 : (604)226-3030
・窓口: 08:30〜12:00/14:00〜16:00
・休館日: 土、日曜および祝日
世界のニュースで食料品や日用品の買い占めやパニックの様子などをご覧になっていることもあるかと思いますが、こういった事態では確かなところから最新情報を得ることが一番重要になります。
正しい情報を得ることで混乱の連鎖ではなく秩序の連鎖が生まれ落ち着いた行動ができるでしょう。また状況は刻一刻と変わりますので常に最新の情報を得ることに努めてください。
今すぐ私たちにできることは、うがい、石けんやアルコール消毒液による手洗い、マスク着用、検温チェックなどです。自分でできることは率先して行い自身の健康管理に努めて大切な周りの人たちを守る行動をとりましょう。