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春の風物詩・ホンモロコ釣り
ホンモロコってご存知ですか?
元は琵琶湖固有種で、大きいものでも14㎝くらいにしかならないコイ科の淡水魚です。
琵琶湖の特産として「琵琶湖八珍」という形でも紹介されています。
淡白でクセが無く淡水魚独特の臭みも少ない非常に美味しい魚で、京都の料亭などでも珍重されています。
昔は漁獲量は多かったのですが、近年ではかなり減ってしまい高級魚となってしまいました。
琵琶湖のホンモロコは3月から5月にかけて産卵のために浅場へと移動してきます。
特に3月から4月上旬にかけての子持ちのメスは柔らかく最高に美味しいと言われ、これを狙って多くの釣り人が県外からも沢山集まってきます。
私も友人に誘われ、この琵琶湖の春の風物詩「ホンモロコ釣り」にチャレンジしてきました!
竿を出したのは琵琶湖から少し離れた内湖の入り口。ここは休日なら釣り人がズラッと並ぶような人気の場所です。
「ぶっこみ仕掛け」と言われる小さな針がたくさんついた仕掛けで、一番下に重りをつけるようになっています。
仕掛けの針に赤虫という餌を付け、投げ込んでアタリを待ちます。
釣り糸を張って竿先の動きを注視していると…、
しばらくして「チョンチョンッ」と動きました。
ゆっくりと竿を上げてみると、手元にココッと小さな生命感が伝わってきます。
焦らないように巻き上げていくと、白く光る小さなホンモロコが釣れていました。
初めてのホンモロコ釣りでの天然ホンモロコとのご対面! 特別テクニックが必要な釣りではないのですが最初の一匹って嬉しいもんですね。
琵琶湖八珍・ホンモロコを食す
釣ったホンモロコは大事に持って帰ります。
できればエアーポンプなどを使って生きたまま持って帰ることで泥を吐かせることができ、より美味しく食べられますよ。
最もホンモロコの美味しさを堪能できるのは「素焼き」。
七輪の炭火焼が最高です。写真のように頭をアミに突っ込んで焼くと、頭までカリっと香ばしく食べられます。
二杯酢やショウガ醤油に付けて食べるのが基本ですが、醤油を塗りながら焼いたのも絶品!
ホントに手が止まらないくらい美味しい!
うちの子供たちも取り合いになるくらいです。
春の琵琶湖ではこんな楽しみ方も…。
海釣りとは違ったノンビリした琵琶湖で、春の恵みを味わってみてください。
※4月1日からは一部の河川などで禁漁となります。大変貴重な琵琶湖の水産資源ですので、ルールを守って楽しみましょう。