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全米で46万6299名、アメリカは世界一の感染者数。
NY時間2020年4月10日午前 2:19:03 時点の、感染症研究のエキスパート米ジョンズ・ホプキンス大学Johns Hopkins Universityの公式ウェブサイトによると、アメリカの新型コロナウイルス感染者数は、46万6299名で、世界最多の感染国。アメリカはダントツの1位で、2位のスペインの3倍以上の感染者数です。5位のドイツは感染者数は増えていますが、致死率は目立って低く約2%。どういった治療をしているのか、他国も学ぶ必要がありそうです。中国は現在6位。
日本の感染者数は現在4667名、死亡者数は94名、回復者数は632名となっています。
【新型コロナウイルス感染国ワースト5】2020年4月10日
1.アメリカ 466,299名(死亡16,686名)(回復26,104名)
2.スペイン 153,222名(死亡15,447名)(回復52,165名)
3.イタリア 143,626名(死亡18,279名)(回復28,470名)
4.フランス 118,785名(死亡12,228名)(回復23,441名)
5.ドイツ 118,235名(死亡2,607名)(回復52,407名)
日本 5,530名 (死亡 99名) (回復685名)
■参照記事
Johns Hopkins University. NY時間2020年4月10日午前 2:19:03 時点のデータによる
2020年4月9日現在ニューヨーク州感染者数15万9937名
2020年4月9日付在ニューヨーク日本国総領事館の「総領事館からのお知らせ」メールによると、現在のニューヨーク州の感染者数は15万9937名。死亡者数は7067名。ニューヨークは世界の感染の震源地となり、アメリカは感染国ワーストワン(恐怖)。
ニューヨークシティで、感染者数が多い順番は、クイーンズ、ブルックリン、ブロンクス、マンハッタン、スタテンアイランド。いずれも人口密集地であることから、感染者数が連日増加しています。私の住むクイーンズ区は、人種のるつぼニューヨークシティの中でも、特に多様な人種が集まるエリアで、感染率はNYCの中で約32%とトップ。しかもエルムハースト病院(Elmhurst Hospital,Queens,NYC)の医療現場の惨さが世界中に伝わっています。いわば、世界一の感染拡大地域で、私はまだ生き延びています(泣)。( )内は前日の数。
クイーンズ区: 27,752名(26,248名)
ブルックリン区:23,394名(22,082名)
ブロンクス区: 17,792名(16,626名)
マンハッタン区:12,106名(11,504名)
スタテン島区:5,984名( 5,343名)
詳細につきましては、在ニューヨーク日本国総領事館の新型コロナウイルス関連情報で確認することができます。
4月9日現在、当館管轄内における新型コロナウイルスの感染者数及び死者数は以下のとおりです。( )内は前日の数
○ニューヨーク州:感染者数 159,937名(149,316名),死者数 7,067名(6,268名)
・感染者数内訳(主なエリア)
ニューヨーク市:感染者数 87,028名(81,803名),死者数 5,150名(4,571名)
NY市の内訳
クイーンズ区: 27,752名(26,248名)
ブルックリン区:23,394名(22,082名)
マンハッタン区:12,106名(11,504名)
ブロンクス区: 17,792名(16,626名)
スタテン島区:5,984名( 5,343名)
ウエストチェスター郡: 17,004名(15,887名),死者数 389名(340名)
ナッソー郡: 20,140名(18,548名),死者数 778名(701名)
サフォーク郡: 17,413名(15,844名),死者数 369名(326名)
ロックランド郡: 6,665名,死者数 117名
○ニュージャージー州:感染者数 51,027名(47,437名),死者数 1,700名(1,504名)
○ペンシルベニア州: 感染者数 18,228名(16,239名),死者数 338名(309名)
○デラウェア州: 感染者数 1,209名( 1,116名),死者数 20名( 16名)
○ウエストバージニア州:感染者数 523名( 483名),死者数 5名( 4名)
○コネチカット州フェアフィールド郡: 感染者数 4,882名(4,136名),死者数 178名 (132名)
○プエルトリコ: 感染者数 683名( 620名),死者数 33名( 24名)
○バージン諸島: 感染者数 46名( 45名),死者数1名( 1名)
■ 在ニューヨーク日本国総領事館
299 Park Avenue, 18th Floor, New York, NY 10171
一番人気のクオモNY州知事
土日を含め連日、トランプ大統領、クオモNY州知事、デブラシオNY市長の3名各々の記者会見が行われるなかで、ダントツ人気がクオモNY州知事。かくいう私も、NY州知事の会見は欠かさず毎日見ています。
"心ないリーダー(Heartless Leader)"と呼ばれるトランプ大統領は、記者会見のときも下を向いたまま、原稿を棒読み。いやいややっているのが丸わかりで、記者から質問があっても答えず(分からず)、側近に振ってしまいます。この人は状況を把握しているのか? 国の元首なのに、不安を感じている皆にどうして励ましや優しい言葉がかけられないのだろうと、私たちをガッカリさせています。
デブラシオNY市長は連日の激務で、半泣きのような顔で毎日会見しており、やはりリーダーシップがイマイチ感じられません。
クオモNY州知事は、父親に続き親子2代の州知事で、政治家の経験値も高いのだと思いますが、抜群のリーダーシップ。連日の記者会見はほぼ原稿を眺めることもなく、説得力を持って、事実やデータを語ります。そして、時に私たちを励まし、時に私たちを叱り、時に自分の弱みを見せ、「NYのお父さん」さながら。今日は彼が何を言うのかと、皆が期待するのです。ニューヨークに限らず、全米で人気が高く、「私はこうする」という意思を持って、引っ張ってくれるリーダーを誰もが望んでいたのだと分かります。ただし彼も激務の疲労で、顔面は蒼白。身体に気をつけて、リーダーでいて欲しいものと心配しています。
もう同じ昨日には戻れない。
[Photos by Hideyuki Tatebayashi] Do not use images without permission.
クオモNY州知事が連日記者会見で語る背景には、多分優秀なシナリオライターがいるのだと思いますが、名スピーチが多いです。2020年4月8日のスピーチは、歴史に残る名言だと私は思いました。拙い意訳ながら、訳してみました。
When will we return to normal? I don't think we return to normal. I don't think we return to yesterday, where we were. I think if we're smart, we achieve a new normal.
いつ、日常に戻れるかって?
もう、今までの日常に戻れるとは思わないよ。
同じ昨日には、戻れないだろう。
私たちが現状から学んで、これから新しい日常を生み出すんだ。
意訳:青山沙羅 2020年4月8日 クオモNY州知事のスピーチから
Video, Audio, Photos & Rush Transcript: Amid Ongoing COVID-19 Pandemic, Governor Cuomo Directs Flags to be Flown at Half-Mast in Honor of Those We Have Lost to COVID-19-New York State
恐ろしくて、悲しいことだけれど、もう同じ昨日には戻れないのです。勇気を持って前に進んで、新しい日常を獲得しなければ。