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ニューヨーク州在住7500人の新型コロナウイルス検査結果
(C)Sara Aoyama
2020年4月26日(日)クオモニューヨーク州知事の記者会見によると、NY州各地で検査センターを設置して検査をしており、前回実施した3000人の抗体検査に4500人を追加して、計7500人に検査を実施。NY州在住7500人の検査結果は、以下のとおり。
【全体】
陽性反応14.9%(前回13.9%)
全体では、14.9%が陽性反応。
【性別】
女性(全体の52%):陽性反応13.1%(前回12%)
男性(同48%):同16.9%(同15.9%)
性別では、男性が感染率が高いです。
【地域別】
(州南部地域別)
ロングアイランド(全体の14.4%):陽性反応14.4%(前回16.7%)
ニューヨーク市(同43%):同24.7%(同21.2%)
ウェストチェスター郡・ロックランド郡(同6.6%):同15.1%(同11.7%)
その他(同35.9%):同3.2%(同3.6%)
(州北部地域別)
Mohawk Valley:陽性反応2.6%
North County:同1.2%
Capital District:同2.1%
Hudson Valley (含Westchester/Rockland):同10.4%
Central NY:同1.3%
Southern Tier:同2.4%
Finger Lakes:同2.7%
Western NY:同7.1%
地域別では、ニューヨーク州の中で、ニューヨーク市が24.7%の感染率でダントツ。ニューヨーク市民が約860万人ですから、200万人以上が感染している可能性があります。ニューヨーク市のみ、外出禁止令が延長しそうな嫌な予感(涙)。
【人種別】
1.ヒスパニック系(同17.7%):同32.0%(同22.5%)
2.マルチその他(同2.3%):同22.2%(同22.8%)
3.アフリカ系(同14.3%):同16.9%(同22.1%)
4.アジア系(全体の8.8%):陽性反応14.6%(前回11.7%)
5.白人(同57.1%):同8.9%(同9.1%)
人種別では、ヒスパニック系(メキシコ、コロンビア、プエルトリコなどラテン系)が第1位。今回の検査ではアフリカ系が減り、アジア系が増えています。白人が最下位。この順位は、職業によるものか(対人が多い職種)、体質によるものか、既往症によるものなのか、解析が待たれます。
【年齢別】
18-24(全体の11.7%):陽性反応12.4%(前回8.2%)
25-34(同18.6%):同17.4%(同15.9%)
35-44(同15.8%):同16.3%(同13.6%)
45-54(同16.4%):同19.0%(同16.7%)
55-64 (同16.8%):同14.8%(同14.9%)
65-74(同11.6%):同9.9%(同11.9%)
75歳以上(同9%):同9.6%(同13%)
年齢別で多いのは、44歳〜54歳。一家の大黒柱として、頼りにしたい年代です。次が25〜34歳で、高齢のグループよりも若い年代が多いことがわかります。
Governor Cuomo Announces Phase II Results of Antibody Testing Study Show 14.9% of Population has Covid-19 Antibodies-NY GOV 2020年4月27日
全米で98万8469名、アメリカは世界一の感染者数。
NY時間2020年4月28日午前 2:31:18 時点の、感染症研究のエキスパート米ジョンズ・ホプキンス大学Johns Hopkins Universityの公式ウェブサイトによると、世界の感染者数は297万2315名。アメリカの新型コロナウイルス感染者数は98万8469名で、世界最多の感染国。アメリカはダントツの1位で、2位のスペインの4.3倍以上の感染者数。5位のドイツは感染者数は増えていますが、致死率は目立って低く、回復率が抜きん出ています。どういった治療をしているのか、他国も学ぶ必要がありそうです。以下6位英国、7位トルコ、8位イラン、9位ロシア、10位中国。
日本の感染者数は現在1万3614名、死亡者数は385名、回復者数は1899名となっています。
【新型コロナウイルス感染国ワースト5】2020年4月28日
世界の感染者数 3,042,444名
1.アメリカ 988,469名(死亡56,253名)(回復111,583名)
2.スペイン 229,422名(死亡23,521名)(回復120,832名)
3.イタリア 199,414名(死亡26,977名)(回復66,624名)
4.フランス 165,977名(死亡23,327名)(回復46,303名)
5.ドイツ 158,348名(死亡6,126名)(回復114,500名)
日本 13,614名 (死亡 385名) (回復1899名)
■参照記事
Johns Hopkins University. NY時間2020年4月28日午前 2:31:18 時点のデータによる
2020年4月27日現在 ニューヨーク州感染者数29万1996名
2020年4月27日付在ニューヨーク日本国総領事館の「総領事館からのお知らせ」メールによると、現在のニューヨーク州の感染者数は29万1996名。死亡者数は1万7303名。ニューヨークは世界の感染の震源地となり、アメリカは感染国ワーストワン(恐怖)。
ニューヨークシティで、感染者数が多い順番は、クイーンズ、ブルックリン、ブロンクス、マンハッタン、スタテンアイランド。いずれも人口密集地であることから、感染者数が連日増加しています。私の住むクイーンズ区は、人種のるつぼニューヨークシティの中でも、特に多様な人種が集まるエリアで、感染率はNYCの中で約31%とトップ。しかもエルムハースト病院(Elmhurst Hospital,Queens,NYC)の医療現場の惨さが世界中に伝わっています。いわば、世界一の感染拡大地域で、私はまだ生き延びています(泣)。マンハッタン区の感染者数が少ないのは、お金持ちはすでに、セカンドハウスを持つほかの州や、他国へ移動済みだからです。( )内は前日の数。
クイーンズ区: 48,745名(47,861名)
ブルックリン区: 42,487名(41,660名)
ブロンクス区: 34,970名(34,183名)
マンハッタン区: 20,773名(20,280名)
スタテン島区: 11,283名(11,129名)
詳細につきましては、在ニューヨーク日本国総領事館の新型コロナウイルス関連情報で確認することができます。
4月27日現在、当館管轄内における新型コロナウイルスの感染者数及び死者数は以下のとおりです。( )内は前日の数
○ニューヨーク州:感染者数 291,996名(288,045名),死者数 17,303名(16,966名)
・感染者数内訳(主なエリア)
ニューヨーク市:感染者数 160,489名(158,258名),死者数 11,857名(11,648名)
NY市の内訳
クイーンズ区: 49,399名(48,745名)
ブルックリン区:43,014名(42,487名)
ブロンクス区: 35,556名(34,970名)
マンハッタン区:21,097名(20,773名)
スタテン島区: 11,423名(11,283名)
ナッソー郡:34,865名( 34,522名),死者数 2,003名(1,962名)
サフォーク郡:32,470名( 32,059名),死者数 1,147名(1,115名)
ウエストチェスター郡:28,007名( 27,664名),死者数 1,077名(1,054名)
ロックランド郡:11,366名( 11,256名),死者数 355名( 349名)
○ニュージャージー州:感染者数 111,188名(109,038名),死者数 6,044名(5,938名)
○ペンシルベニア州:感染者数 42,050名( 41,165名),死者数 1,597名(1,550名)
○デラウェア州:感染者数 4,162名( 4,034名),死者数 125名( 120名)
○ウエストバージニア州:感染者数 1,063名( 1,053名),死者数 36名( 34名)
○コネチカット州フェアフィールド郡:感染者数 10,763名(10,529名),死者数 727名( 707名)
○プエルトリコ:感染者数 1,389名(1,371名),死者数 84名( 84名)
○バージン諸島:感染者数 59名( 57名),死者数 4名( 4名)
■ 在ニューヨーク日本国総領事館
299 Park Avenue, 18th Floor, New York, NY 10171