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現在マレーシアのロックダウンは2週間ごと8週にもおよぶ第4期(フェーズ4)が終わり5月13日より引き続き緩和されたロックダウン、条件付き活動制限令(Conditional Moving Control Order=CMCO)のもとにあります。
実は第4期(フェーズ4)の間に、条件付き活動制限令(Conditional Moving Control Order=CMCO)が発表されたため、ロックダウンは予定どおり終わるのかと思いきや、5月10日にムヒディン首相はさらなる延長を発表しました。今回は第5期(フェーズ5)は4週間となり、終了予定は6月9日となりました。
緩和されたことによって経済活動が再開された業種も多く、また社会生活もソーシャルディスンタスを守ることにより、レストランやホーカーなどでも店内飲食が可能となりました。というのも政府が事業再開、経営再開に向けたガイドラインを発表。基準を遵守することで活動が再開できるようになったからです。
例えばレストラン、飲食店では以下のような基準が徹底されます。 ・飲食店ではテーブル間は2m空ける、会計で並ぶときも1mの距離をとる ・来店者は来店日時、名前、連絡先、ID番号、サインを記入し検温を実施
また食事とともにアルコール類を提供するバーやパブなどは、条件付き活動制限令(Conditional Moving Control Order=CMCO)の期間であるため、緩和される業種に含まれません。しかし営業を再開してしまったり、さらにソーシャルディスタンスや並ぶための足元のマーカーテープを貼ってなかったりといった不備があったため厳格に再開禁止が発表されました。
マレーシアのロックダウン緩和や開始時期は、自治体(州や連邦直轄区)によって異なります。
以下のリンクは在マレーシア日本大使館からの施行状況となりますが、状況が変わっていくことも多いので注意が必要です。
・マスクの着用および検温の実施。37.5度以上で建物内へは入れない
・一度建物内に入ったらドアには触れないようにし、開けはなしておく
・ドアを開けるときは肘で出入りする。ドアノブは触らない
・オフィス入室前の手洗いとサニタイザー
・エレベーターの階数ボタンは肘か社員IDで押す。また一台のエレベーターには4名まで
・礼拝用具は自分のものを使う
経済活動の再開に向け、少しずつ緩和が拡大されつつあるマレーシアですが、その一方で、今回緩和されたままロックダウンが4週間も延長になった背景には、まだ不安があるといった国民の声が反映されているという見方もあるようです。 あと2週間でイスラム暦の新年ともいえるハリラヤプアサがやってきます。当初は同居家族のみが許可されていましたが、ここにきて「血縁者で同じ州内、20名以下で祝う」という新たな緩和条件となりました。 マレーシアに住み始めて以来、毎年この時期にはハリラヤのディスプレイを取材することが楽しみでした。 2020年は残念ながら叶いませんが、お祝い用のお菓子などは並んでいるので購入して自宅で楽しもうかと考えています。