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ロンドンで卵子凍結検討中。費用と35歳以下の卵子凍結無料プログラムの紹介。

ふじはる

ふじはる

特派員

更新日
2020年6月16日
公開日
2020年6月16日
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▲AC Photo フリー素材

今日はイギリスの卵子凍結について調べたことを紹介します。

卵子凍結について

現在子供を産む予定はないのですが、将来、難しい年齢になってから今の決断を後悔することがあるかもしれないと感じ、そんなときに出会ったのが「卵子凍結」という方法。今凍結保存しておくことで、将来卵子の老化やがんなどの病気で自然に子供を産むことが難しくなったときに、保存した年齢時の卵子を使うことができます。

出産までに必要な卵子の数

ひとり出産するまでに必要な卵子の数はおおむね

35歳までは5〜10個

36歳20個程度

40歳40個以上程度です。

若ければ若いほど状態がいいものを保存することができるので、妊娠の確率が高くなり保存する卵子が少なくてすみます。冷凍していない卵子と、冷凍の卵子を利用しての妊娠率は大きく差がありません。イギリスで手術を受ける方の平均年齢は37.5歳。生活様式の変化から保存を希望する人が増えています。

費用について

私が問い合わせをしたLondon Women's clinicでは

Egg Freezing £3800

* Monitoring scans

* Clinical advice

* Sedation for egg collection 


* Egg collection

* Egg cryopreservation

* Egg storage for 2 years 


* Review consultation 


各種コンサルティング、卵子凍結、2年間の保管を含め1サイクル£3800(約50万円)と表示されています。問い合わせをして実際にかかる費用をうかがうと、薬代なども含め£5500(約72万円)かかるとのことでした。1回の保存サイクルで抽出できるのは5〜10個程度ですが、個人差が大きく出るとのこと。1回のサイクルで大体£3500〜£5500かかりますが、人によっては最初から3サイクルで申し込む方もいるそうです。

こちらのクリニックは今まで750以上の卵子凍結サイクルの経験があり、Youtubeでの解説もありました。

Exploring Egg Freezing: https://www.youtube.com

Egg Freezing at the London Women's Clinic: https://www.youtube.com

リスクについて

通常月に1個しか出ない卵子を一度に大量に抽出するため、排卵誘発ホルモン剤を自分で打つ必要があります(このクリニックの場合)。その際の副作用として、卵巣過剰刺激症候群(腹痛、腹部満腹感)が起こったり、採卵の際には出血や炎症が起こる場合もあります。また、検査と事前準備がすべて終わっているのに手術当日に卵子が現れなかった場合は、凍結できなくても検査、コンサル費用がかかってしまいます。

Egg Sharingプログラム

イギリスには、35歳以下であれば採卵した卵子の半分を寄付することで手術費用が無料になるプランがあります。代表的なクリニックがこちらlondoneggbank.com 日本人でもプログラムに参加できるか問い合わせをしたところ、人種は問わないとの回答。また、すべての提供者は£150(約2万円)程度かかる検査が必要となる、との回答をもらいました。Zoomを利用したオンラインコンサルテーションも可能なので、英語にはなりますが日本からコンサルテーションを受けることも可能です。

同じような悩みを持っている方の参考になればと、紹介させていただきました。

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