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フェーズ5(第5期)となるマレーシアの緩和されたロックダウン(Conditonal Moving Cpntrol Order=CMCO)。その期間は2020年5月13日から6月9日までの4週間で、あと1週間で終了予定となっています。
3月18日から始まり、2週間ごとの延長を経て現在にいたります。
緩和される前までは、外出は買い物か通院などのみ。また買い物ができるのは家族の代表者1名のみ、車はドライバーのみ、など厳しい期間もありました。
2020年5月20日現在、マレーシア国内における新型コロナウイルスの死亡者数は8日間連続で0となっています。
現在はできることが多くなったとはいえロックダウンには変わりなく、海外渡航や入国には厳しい制限があります。2020年6月1日以降はマレーシア入国が可能(※)となりますが、厳しい条件が課せられています。
①渡航3日前までにマレーシア政府のウェブサイトから約定書のフォームをダウンロードして記入し、スキャンしたものをマレーシア大使館、領事館などに提出する。承認された場合は入国可能で、航空機の搭乗の際にも必要となります。
この約定書には入国後14日間の自主隔離(検疫)費用の支払い同意となります。
ただし日本の外務省はマレーシアに対して継続して「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」としています。
マレーシアへ入国される予定がある場合は、外務省海外安全ホームページなどで最新情報を確認してくださいね。
※2020年5月25日発表。詳細はこちら
アフターコロナの社会は新しい基準(New Normal)に従い行動することになるといわれることが多いようですが、マレーシアもそのようになりつつあります。
検温、追跡を可能にする個人情報の入力、手の消毒、人数制限など。
このような手順により私たちの日常生活は戻りつつあるのが現状です。今のところレストランでは4人席でも2人までしか同じテーブルにつけず、斜めに座るように指示されます。
またスーパーなどでも床に貼ってあるソーシャルディスタンスのマーカーに沿って淡々と並んでいます。ショップなどでは一度に入れる人数が決まっているため、床面積が小さい場合は10人までとなっています。
もちろんまだ解除されたわけではないからですが、週末などでも全体的に以前と比べると客足は6割以下といった印象です。
そして残念ながら閉店をしてしまったと思われるショップやレストランなどもありました。
経済や社会生活の再開に向け、6月9日にロックダウンが全面解除されるのかはわかりませんが、少しずつであれ以前の生活に近い形になってほしいと願っています。
(写真撮影by逗子マリナ)