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黒人差別抗議デモ ロンドン現地の様子と黒人差別の実態について調べました。♯Black Lives Matter

ふじはる

ふじはる

特派員

更新日
2020年6月7日
公開日
2020年6月7日
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現在、アメリカで始まったBlack Lives Matter(黒人差別抗議デモ)がロンドンにも波及しています。

ジョージ・フロイドさんは数々の違法薬物使用、強盗、殺人未遂で投獄された記録がありますが、家族や周りの友人は現在の彼は善良な市民だったとコメントしています。

本日は国会議事堂やビックベンがあるWestminsterでデモが行われ、会場から1.5km距離がある友人の家からも多くのデモ参加者が見えたようです。

日本大使館からは、デモに乗じてスリや暴力事件が発生しているため、デモの場所に行くことは極力避けるるように連絡を受けました。

イギリス、アメリカで白人以外の人間は"people of colour(有色人種)" や "black, Asian and minority ethnic(黒人、アジア、少数民族でBAMEと略される)"というラベルで分類される傾向があります。

そのなかでも差別が色濃いのが黒人。白人と比べ、警察からの職務質問にあう確率が5倍多いといわれています。そのため多くの黒人家庭では、職務質問された際は手をあげ、武器を持ってないことを証明し、名前を名乗ることなど、職務質問への返答方法を幼少期から教えられています。

さらに就職面接の採用率、就職後の出世の割合、給与の面でも白人と比べ低いとのデータが出ており、司法の場でさえも、黒人は有罪率が高く、求刑の重さまでも違うと統計に示されています。

一方で麻薬の使用率や犯罪率は黒人の割合が一番高いです。今までの差別から貧富の格差が生まれ、犯罪に走らざるを得ない状況が生まれているのかもしれません。

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