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コロンビアの身分証明書事情と、新型コロナウイルス情報

ロンドノ宮内 紗恵

ロンドノ宮内 紗恵

コロンビア特派員

更新日
2020年6月22日
公開日
2020年6月22日
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¡Hola! カヒカ特派員のSaeです。

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新型コロナウイルス感染者がまだまだ増えているコロンビア。

強制自宅待機措置におけるルールがいったんは少し緩くなったものの、ボゴタ市では先週からまた別ルールができ、外出に制限ができました。

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Pico y cédulaという、身分証による入店などの制限です。

奇数日:身分証番号下1桁が奇数番号の人は利用できない=偶数番号の人のみ利用可能

偶数日:身分証番号下1桁が偶数番号の人は利用できない=奇数番号の人のみ利用可能

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たとえ家族でも、一緒に出かけられない人がいるということです。

ちなみに私と夫は、偶数番号同士。最近、私自身の事務的な手続きのため、外出の機会が多くなっているのでホッとしています。

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さて、身分証と言っても、日本だと

運転免許証

健康保険証

マイナンバーカード

など、さまざまありますよね。

最近ようやく、マイナンバーカードが普及し始めているようですが、それでも国民全員が持っているわけではありません。

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ここコロンビアでは、国民全員が統一の身分証明書を持っています。

「cédula(セドゥラ)」と言い、各種手続きに限らず、大型スーパーでの買い物など、いたるところでこの番号を告げたり、cédulaを提示したりする必要があります。

どんなものなのか、私の外国人用cédulaをお見せします。

MIGRANTE とは、移民のことです。

ここに、

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身分証明書番号

名前

国籍

生年月日

性別

血液型

登録日と有効期限

顔写真

デジタル署名

指紋

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が書かれています。

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裏面にはバーコードがあり、これを読み取るだけで個人情報が丸わかり、というわけです。

各種役所だけでなく、銀行、健康保険などさまざまな民間の機関において、このcédulaナンバーで個人情報を管理しています。

また、支払所などお金を扱う窓口には担当者のcédulaが貼り付けられていることもあり、個人情報管理は日本ほど厳しくありません。

が、これひとつで身元がはっきりする、とても重要なカードです。

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血液型が表記されているのは、珍しいかもしれませんね。

コロンビアでは交通事故が多いことなどから、このcédulaだけでなく、運転免許証にも必ず血液型を表記しています。

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なお、ここでお見せしたのは、外国人用。

国民用は黄色っぽい色をしていて、書いてある内容が少しだけ違います。

身長が表記されているのが大きく違うところで、なぜ外国人用には身長の表記がないのか、ちょっと不思議です。

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もし、コロンビア人に会ったらcédulaを見せてもらってみると、なかなかおもしろいと思いますよ。

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それでは。

¡Chao!

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コロンビア国内感染者数(2020年6月21日時点):6万8652名

死者数:2237名

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