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¡Hola! カヒカ特派員のSaeです。
 
 
新型コロナウイルス感染者がまだまだ増えているコロンビア。
強制自宅待機措置におけるルールがいったんは少し緩くなったものの、ボゴタ市では先週からまた別ルールができ、外出に制限ができました。
 
Pico y cédulaという、身分証による入店などの制限です。
奇数日:身分証番号下1桁が奇数番号の人は利用できない=偶数番号の人のみ利用可能
偶数日:身分証番号下1桁が偶数番号の人は利用できない=奇数番号の人のみ利用可能
 
たとえ家族でも、一緒に出かけられない人がいるということです。
ちなみに私と夫は、偶数番号同士。最近、私自身の事務的な手続きのため、外出の機会が多くなっているのでホッとしています。
 
 
さて、身分証と言っても、日本だと
運転免許証
健康保険証
マイナンバーカード
など、さまざまありますよね。
最近ようやく、マイナンバーカードが普及し始めているようですが、それでも国民全員が持っているわけではありません。
 
ここコロンビアでは、国民全員が統一の身分証明書を持っています。
「cédula(セドゥラ)」と言い、各種手続きに限らず、大型スーパーでの買い物など、いたるところでこの番号を告げたり、cédulaを提示したりする必要があります。
どんなものなのか、私の外国人用cédulaをお見せします。
MIGRANTE とは、移民のことです。
ここに、
 
身分証明書番号
名前
国籍
生年月日
性別
血液型
登録日と有効期限
顔写真
デジタル署名
指紋
 
が書かれています。
 
裏面にはバーコードがあり、これを読み取るだけで個人情報が丸わかり、というわけです。
各種役所だけでなく、銀行、健康保険などさまざまな民間の機関において、このcédulaナンバーで個人情報を管理しています。
また、支払所などお金を扱う窓口には担当者のcédulaが貼り付けられていることもあり、個人情報管理は日本ほど厳しくありません。
が、これひとつで身元がはっきりする、とても重要なカードです。
 
 
血液型が表記されているのは、珍しいかもしれませんね。
コロンビアでは交通事故が多いことなどから、このcédulaだけでなく、運転免許証にも必ず血液型を表記しています。
 
 
なお、ここでお見せしたのは、外国人用。
国民用は黄色っぽい色をしていて、書いてある内容が少しだけ違います。
身長が表記されているのが大きく違うところで、なぜ外国人用には身長の表記がないのか、ちょっと不思議です。
 
もし、コロンビア人に会ったらcédulaを見せてもらってみると、なかなかおもしろいと思いますよ。
 
 
それでは。
¡Chao!
 
 
コロンビア国内感染者数(2020年6月21日時点):6万8652名
死者数:2237名