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ロンドンは先月から小売店が営業を再開。2020年7月4日からはパブやレストランの営業も再開します。まだ1日1000人程度の新規感染者が出ているため油断は禁物ですが、以前のような緊張感はなくなっています。今日は新型コロナウイルスの流行以降、3ヵ月ぶりに公共交通機関を利用しました。バスや地下鉄、ハイヤーの状況と、ロンドン市内の様子をお伝えします。
■バス
バス停には6月14日以降、公共交通機関を利用する場合は顔をカバーするものを着用する必要があるとのお知らせが掲示してあります。
乗車の際は、乗務員から離れたバス中央部・後方のドアのみ開きました。前方には乗客が立ち入らないようにテープが張ってあります。
わたしが乗ったバスはほかに2名乗客がおり、どちらの方もマスクとフェイスカバーをされていました。一方で、すれ違うバスにはマスクをしていない方の姿もちらほら。
上部にある小さな窓は開けられるので、乗車するときはなるべく窓側、人が多くなってきたらいったん降りる、などの対策をすれば比較的安心して乗れると感じました。
■地下鉄
いつもはいろいろな業者の広告が並ぶ電光掲示板ですが、現在すべてコロナ対策を促すものになっていました。
電車の中は1車両数名の乗車率ですが、マスクをしている人はバスに比べ少ないです。
乗車中、休止中で通過する駅がいくつかありました。駅内は一方通行になっていたり、いくつかの出口が閉鎖されているため、いつも利用していた駅の中でかなり迷い、歩き回ってしまいました。
狭い駅の通路の中で、マスクをせずに咳をする方もいたため、落ち着くまではなるべく利用を控えたいと感じました。
■プライベートハイヤー
Addison Leeはアプリで配車を依頼できるハイヤーサービスで、運転席と後部座席の間には仕切りシートが張られています。
2回目に乗ったハイヤーでは仕切りをつけておらず、仕切りの装着はドライバー個人の判断に任せられているようでした。
ただ、どちらのドライバーもマスクを着用しており窓も全開にできるため、今回利用した交通機関の中では、最も安全に感じました。
ロンドン中心部Westminsterでマスクを着用している方は2割程度。今日行った金融街Cityでマスクをしているのは、わたしともうひとりのアジア系の方くらいでした。マスク文化がロンドンに定着するのは難しいようです。