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近江妙蓮
梅雨空の最中ではありますが、7月中旬からは蓮の花が咲き始めます。
滋賀県守山市の市花は「近江妙蓮」という一風変わった蓮の花なのです。
守山市中町にある近江妙蓮公園では、その近江妙蓮が咲き始めました。この近江妙蓮、滋賀県の天然記念物にも指定されているほど貴重で珍しいもの。
公園内には大日池と瑞蓮池というふたつの池があり、中央には歴史資料館も併設されています。
この花は遣唐使でもあった慈覚大師が中国から持ち帰ったものと言われている突然変異種で、通常の蓮の花とは大いに異なります。
蕾のときは通常の花と似たようなひとつの花ですが、外側の花弁が開いたあとは一茎に2〜12の花群が見られ、花びらは2000〜5000枚に達するそうです。
また通常の花は咲いたり閉じたりを繰り返しながら4日程度で散るのですが、この近江妙蓮は外側の花びらを散らしながら20日間近くも咲き続けます。国内でも数ヵ所で同種の蓮が見られるそうですがすべてこの近江妙蓮から移植されたものです。
この日は雨のあとだったので、葉っぱの上には水滴が溜まっていました。
葉の表面のロータス効果で水滴が弾かれてキラキラ輝きとてもきれいです。
■近江妙蓮公園
・住所: 守山市中町39
・電話: 077-582-1340
・営業: 9:00~17:00
・休園日: 火曜日(10〜5月は休日以外の月〜木曜日)、年末年始
※シーズン中は無休
烏丸蓮根
守山からの帰りにもう1ヵ所。
草津市・烏丸半島の近くには、蓮の一大群生地がかつてありました。
なぜか突然その群生地が謎の消滅となってしまったのですが、この地域では現在も蓮根が栽培されています。
この蓮根は「からすま蓮根」と言って、草津市のブランド野菜となっています。
見渡すばかりの蓮の畑はなかなかの圧巻の景色!
先ほどの近江妙蓮とは違って、清楚な白い花が咲いていました!
美しい花もいいですが、おいしい蓮根料理も食べてみたいですね。