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ニューヨーク市は公営プールも再開
ニューヨークシティは2020年7月20日(月)に第4段階が再開されています。そうはいってもスローペースであり、職場復帰できているのは半数以下と思われ、職場復帰していても全員が同じような勤務時間や状況で働けるわけではありません。コロナ自粛の間に、破産や閉業に追い込まれた企業やレストランが多いのです。
3月から閉じこめられた子供たちのために、市内12ヵ所の道路を開放する"Play Street Initiative"で、子供たちが工作やスポーツを楽しめるようになります。大人のストレスも大きいですが、友人と遊べず公園へ行けない子供のストレスもかなり大きなものでした。また、連日30度を超える猛暑のニューヨークシティでは、15の公営プールを再開。まずは7月24日に5ヵ所、8月1日に4ヵ所のプールを再開予定。ただし2歳以上で、プールの中に入らない者はマスクなどを着用して欲しいとのことです。プールサイドで、マスク。2020年の日焼けした顔は、鼻から上のみって感じですね。2020年夏のトレンドになるかもしれません(?)
詳細については、下記をご覧ください。
クオモNY州知事によると、2020年7月23日時点の陽性率は0.98%、新規感染者数は753人、死者数は9人となり、特に入院者総数の650人、ICU入院者総数の156人は3月中旬以来の低水準。そうはいっても、急増している日本の感染者数よりずっと多いですね。
■参照記事
Governor Cuomo Announces President Trump Has No Plans to Send Federal Agents to New York City – NYC Gov 2020年7月23日
倒産・閉店に追い込まれたマンハッタンのビジネス
第4段階まで経済再開していても、あまりピンと来ないのは「空き物件(Stone for Rent)」のサインが貼ってある空き物件が多く、店舗やレストランが閉店しているからです。マンハッタンの家賃の高さは、アメリカでもトップクラス。好景気でもないのに年々上がっていく家賃に、経営者は新型コロナウイルス前から青息吐息でした。そこに新型コロナウイルス感染拡大防止の外出禁止令があり、店舗を営業できないなかでも家賃は発生し、レストランやブティック、オフィスは破産や閉業に追い込まれました。その数はいったいどれくらいなのか、計り知れません。
人気エリア ユニオンスクエアは空き物件が増えている
おしゃれで交通が便利なため、人気のユニオンスクエア。住宅物件も商業物件も恐ろしく高く、ニューヨークでもトップクラスの高額家賃。過去にはブルーウォーターグリル(Blue Water Grill)など、ザガッド掲載の有名レストランも多かったのですが、高騰する家賃に閉業してしまったところが多いのです。さらなるコロナ打撃で、現在ユニオンスクエア近辺で空いている店は、見たところ3分の1程度。本当に経済再開を望むのであれば、住宅物件を含め、異常に高い家賃を下げてもらいたいものです。
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