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現在マレーシアは2020年8月31日まで「回復のための活動制限令(RMCO)」期間となっており、SOP(コロナを防ぐため遵守すべき規則)に従い、 マレーシア政府がリリースしたマイセジェヤテラ(MySejahtera)などを使ったチェックインが必要だったり手の消毒やソーシャルディスタンスの遵守が求められます。
また8月1日からは公共の場所ではマスクが必須となり違反者は罰せられるので注意が必要です。
そのなかでもニューノーマルに基づきテーマパークや映画館などの娯楽施設も再開されつつあります。
クアラルンプール市内から車で1時間ほどのゲンティン・ハイランド(Genting Highlands)。ロックダウンにともない一時は閉鎖されていましたが、現在はボディコンタクトがあるアトラクションを除きほぼ再開されています。
近年、再開発が進んでいるゲンティン・ハイランドの手前にあり、その圧倒的な存在感が気になるクレードル・ロック(Cradle Rock)と呼ばれる巨岩です。
崖に建つ仏塔で知られるチン・スウィー洞窟寺院(清水岩廟/Chin Swee Caves Temple)を過ぎ、頂上にあるゲンティン・リゾート(Genting Resort)の手前の道路沿いにあります。
ゆりかご(クレードル)という名前ですが、もちろん揺れることはなく巨岩は絶妙なバランスで地面と接しているように見えます。
以前は海外からの観光客を乗せた観光バスが停まっていることも多かったのですが、この日はあいにくの曇りで霧も濃く、誰もいなかったのでちょっとミステリアスな雰囲気です。
写真にしてしまうとわかりにくかと思いますが、ちょうどほぼ真下に乗用車が停まっていたのでその大きさが想像できるのではないでしょうか。
クレードルロックは固定してあるのではなく、岩がバランスをとっているのだとか。
奥にすぐ真下まで行ける坂道があり、ほんの1〜2分歩くと真下に到着。
こちらがクレードルロックの支点、ではないかと思われます。
周囲には案内なども見当たらないため詳細はわからなかったのですが、どうやら一部の地元の人々の間ではゲンティン・リゾートにあるカジノに行くときに立ち寄るとよいと言われているそうです。
クレードルロックがある場所はゲンティンリゾートへ行く上り道の途中、つまりカジノに行く道側にあります。反対に下りとなる帰り道に立ち寄ってはいけないのだとか。運がさがる……ということのようです。
今回は残念ながら霧が出ていたため何も見えなかったのですが、晴れた日にははるか遠く眼下にクアラルンプールの町並みが見えることもある知られざる絶景ポイントでもあります。
わざわざこれだけを見に行くというほどでもないのですが、ゲンティン・リゾートの手前にあるので機会があったら訪れてみてはいかがでしょうか。
珍しいのはもちろん、カジノを訪れる前の験(げん)担ぎにもなるかもしれませんね。
【クレードル・ロック(Cradle Rock/風動石)】
・住所: 69000 Genting Highlands, Pahang