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イギリスでは2020年7月24日から、特定の施設でマスクやフェイスカバーの着用が義務づけられることになりました。フェイスカバーを着用しない場合、最高£100の罰金が科せられます。この金額は、公共交通機関を利用する際フェイスカバーをしていない人に対する既存の罰金と同じです。14日以内に支払われた場合、罰金は£50になります。
8月1日現在、フェイスカバー着用が必須の場所は次のとおりです
●スーパーマーケット
●各小売店などすべての店舗
●ショッピングセンター
●銀行
●郵便局
●駅構内
●空港内
●カフェ、持ち帰り専門店(飲食時のみマスクを外せます)
●公共交通機関
美術館や博物館は敷地面積が広いため、マスクの着用は任意。そのほかにも美容院、歯医者、劇場での着用義務はありません。
△何者かにマスクをつけられた銅像
先日、久々に高級ブティックが並ぶMayfairまで買い物に出かけました。それぞれのお店がいろいろな対策をしていたので、いくつか紹介します。
ほとんどのブランドショップで共通していることは、店内に入るとすぐに担当者がつき、アルコール除菌を促され、フェイスカバーを持っていない方はマスクをもらえること。
店内を見て回るときは担当の方が少し距離を取ってついてきてくれます。値段やサイズなどすぐに聞けて便利でした(気軽に商品に触れられないプレッシャーもありましたが……)。
ジュエリーショップではカウンターが透明のパネルで仕切られています。見せて欲しいとお願いしたジュエリーは小さな穴から出してくれますがネックレス試着の際は背後に回って素手で着けてくれました。笑
入店制限が厳しい店では、ドアの前で受付をしているスタッフから何が見たいか尋ねられ、担当者が来るまで入口近くの一角で待たされます。
ほどなく順番が来たあとは店内のカウンターに座り、担当の方が2、3個ずつ商品を持ってきてくれます。その日、私のほかに2組程度しかお客さんがいませんでしたが、見るバッグを替える都度、5〜10分ほど時間がかかりました。
飲み物はグラスではなく、使い捨てのコップに入れられます。ラグジュアリー感が薄れますが無料ですし仕方ありません。
会計の際はいつもの店内のカウンターではなく、奥の会計専用の部屋に入れられました。ソファーは布製で除菌しづらいので使えないとのこと。
帰りにわたしが商品を見ていたカウンターを通ると次のお客さんのために除菌作業が行われていました。
最後に立ち寄った薬局とスーパー。落ち着きます。入店時にはアルコール消毒を促され、規制のためお客さんは皆マスクを着用しています。狭い通路を通る際は譲り合うなど、皆ソーシャルディスタンスを意識しながら買い物していました。
セルフレジはそれぞれがアクリル板で仕切られている上、皆なるべく1台飛ばしで利用していました。
△アクリル板で仕切られるセルフレジ