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コロナにより2020年3月中旬からロックダウンとなったマレーシア。
現在は12月31日まで経済回復のための活動制限令(RMCO)期間となっています。
何度もお伝えしていますが、一般生活の中ではマスクの着用、検温、手洗い消毒の3つが基本となっています。
また公共の場所における感染者追跡アプリでQRコードスキャンも義務づけられています。
マレーシアは多民族国家のため、祝日や行事が多いのですが、ロックダウン期間中はすべて中止となっていました。
今回は1月末のチャイニーズニューイヤー以来、ほぼ9ヵ月ぶりのイベントとなる中秋節(ムーケーキフェスティバル)が開催中。
ランタン・フェスティバル(Lantern Festival)などと称されることも多く、おもに中華系の人々は月餅を送り合う習慣があります。
有名な中華料理店から高級ホテル、あるいはローカルの菓子店など趣向を凝らした月餅が売られ、また数万円するような高価なものも飛ぶように売れているのも毎年の風物詩となっています。
そして季節のイベントの装飾でおなじみ、ブキッビッタン(Bukit Bintang)のパビリオンKL(Pavilion KL)では9月9日〜10月1日にミッドオータムシンフォニーと題したイベントが開催されています。
無数のランタンが吊り下げられているデコレーションは、シンプルですがとてもカラフルで、思わず見入ってしまいます。
また同時にマレーシア人アーティストが描いた文化芸術食などが12mもの長さのロール紙に描かれたイラストも登場しています。
コラボした文具メーカーの色鉛筆などを使い、訪れた人が自由に色を塗れるようになっていています。
特に子供たちが思い思いに真剣に色を塗っていたのですが、原色使いの美しさにマレーシアらしさを感じられました。
こちらは自由に参加できるイベントとなっていました。
今年2020年の1月のチャイニーズニューイヤーにも登場した、足で踏むと水が広がるバーチャル水槽も!
2019年までとは違い三密を避けるため衛生基準を遵守しながらとはなっていますが、月餅ショップが並んでいる光景に季節の移り変わりを感じました。
例年ならムーンケーキつまり月餅を販売するブースはたいへんにぎわっていたのですが、やはり今年はソーシャルディスタンスありきとなっているため、売る方もどこか控えめに声をかけている印象でした。
それにしてもパビリオンKLの象徴ともいえる、センターコート(中央にある大きな吹き抜けのイベントスペース)の大きく美しい圧倒されるデコレーションを久しぶりに眺めていると、なんだかなつかしい気持ちに。
ディーワリ、クリスマスなど年末に向けイベントも続きます。また美しいデコレーションを眺められるように、しっかりと気を抜かず日々を過ごしていこうと思いました。
(すべての写真撮影by逗子マリナ)
※写真の無断転載禁止
【データ】
■パビリオンKL(Pavilion KL)
・住所: 168 Jalan Bukit Bintang, 55100 Kuala Lumpur, Malaysia.
・営業時間: 10:00〜22:00