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ニューヨーク市で、使い捨てマスクは、値下がる一方
ニューヨーク市クイーンズ区のストリートで売られていたマスク
コロナ禍以降2020年2月から5月頃まで、皆が血眼で探していた使い捨ての紙マスク。需要と供給が追いつかず、一時は20枚$150など、信じられない価格がついていたことも。そのあとニューヨーク市で、「不当な価格で売ってはいけない」と規制され、目玉が飛び出るような価格ではなくなったものの、50枚で$30〜40と高い値段でした。そのあと、ニューヨーク市の学校や地下鉄駅、教会、ストリートなどで無料で配布されたこともあり、マスクの心配はなくなりました。
2020年9月現在では、ストリートで50枚入りが$8ほどで売られています。スーパーマーケットによっては、50枚で$5程度で売られており、適正な価格に戻ったのかなと思います。ニューヨーク市では使い捨ての紙マスクをしている人が圧倒的ですが、日本のようにガーゼや布のマスクをしている人もいます。
一時は品切れだった除菌グッズも、普通に買えるようになった
〈ハンドサニタイザー〉 ニューヨーク市クイーンズ区のスーパーマーケット Targetで
マスクと同様に、コロナ禍以降の春頃、スーパーマーケットやドラッグストアから姿を消していた、ハンドサニタイザーもいまは大量に売られています。
〈ハンドソープ〉 ニューヨーク市クイーンズ区のスーパーマーケット Targetで
ハンドソープも大容量のものが、入口にディスプレイされていました。56ozのボトルですから、約1.6kg。アメリカでは容量の大きいものが多いので、買い物に行くと帰宅の際は重さにフラフラです。
〈ナチュラル系ハンドソープ〉 ニューヨーク市クイーンズ区のスーパーマーケット Targetで
お気に入りのナチュラル系ブランド"Ever Spring"のハンドソープ。こちらも全種類の香りはありませんが、在庫はあります。
価格が手頃で泡切れがよく、くどくない香りもいいです。以前は違うナチュラル系ブランドを使っていましたが、香りに飽きてしまい、現在はEver Springシリーズを使い始めています。ほかに食器用洗剤、住居用洗剤、洗濯洗剤があります。アメリカの洗剤については、また改めて書きたいと考えています。
トイレットペーパーや紙類は在庫がある
〈トイレットペーパー〉 ニューヨーク市クイーンズ区のスーパーマーケット Targetで
コロナ禍で、各国トイレットペーパーの品切れを心配されていたようですが、私の知る限り、行きつけのスーパーマーケットにはいつもありました。目立つ場所に山と積んで心配させないような工夫も見られました。ペーパータオル、ティッシュペーパーも私が見たところでは品切れの様子はありませんでした。
2020年9月現在でも在庫は豊富にあります。ただし、トイレットペーパーやハンドサニタイザー、ハンドソープなど絶対必需品は、ひとり1個までとなっていました。
洗濯洗剤も品切れの心配なし
〈洗濯洗剤〉 ニューヨーク市クイーンズ区のスーパーマーケット Targetで
洗濯洗剤も各種ずらり。品切れの様子はありません。タイプも香りも選べます。
いつも混み合っている、住居用洗剤コーナー
〈住居用スプレー洗剤 多目的用〉 ニューヨーク市クイーンズ区のスーパーマーケット Targetで
ここ2ヵ月以上、いつも品薄なのが住居用の洗剤。午後や夕方に混み合うのが嫌なので、朝8時の開店と同時に飛び込むのですが、開店したてに真っ先に向かっても、住居用洗剤売り場はすでに人がたかっています。そして、皆住居用洗剤を探しているんです。
いつも在庫がないので、レイアウトを変えたのかと売り場をぐるぐる回るほど。特にないのが、住居用スプレー洗剤。ついには、「ひとり1本まで」になりました。以前は各ブランドのさまざまな種類が上から下の棚まで並んでいたのに。2020年9月3日時点は、たったこれだけ(上写真)。しかも今日9月20日の朝行ってみたら1本もありませんでした。ほかにも、クレンザー、スプレーブリーチが品薄です。ドラッグストアやほかのスーパーをのぞいてみましたが、同様でした。オンラインショッピングでも品切れになっています。
ニューヨーク市で住居用スプレー洗剤が品薄の考えられる原因としては
1. 除菌のため掃除する機会が増えた。特にテーブルの上やガラス、ドアノブ、スイッチなど(わが家は買ってきたものなど、雑巾にスプレーし、拭いてから収納しています)。
2. 在宅率が高くなったため、いままでより掃除の回数が増えた。
3. ニューヨーク市から他州へ出て行く、帰国する人が多いため、引越しの掃除に使用(出て行く人または出て行ったあとの掃除用)
かなあなんて考えています。本当にどうしたの?って思うほど品切れなんです。
All Photos by Sara Aoyama