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フランスは全土で再ロックダウンに入りました。暗いお知らせばかりだと気が滅入りますので、今日はパリの2020年クリスマススイーツを、引き続き紹介したいと思います! 第3弾はダロワイヨ。今年9月にプレス向けに試食会が行われたので、その様子をお伝えします。
なお、現在フランスでは外出制限が敷かれレストランは閉まっているものの、配送やウェブ事前予約・店舗受取(Click & Collect)などで料理やスイーツの購入は可能です。
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ダロワイヨが贈る5種類のブッシュ・ド・ノエル
ダロワイヨが今年展開するブッシュ・ド・ノエルで、もっとも注目すべきは、雲のような雪のようなリングを描いた、真っ白なブッシュ「LA HORS PISTE」です。
白い部分の素材は、ホワイトチョコレートでも生クリームでもなく、じつはココナッツ・バニラムース。リングの中は3層構造になっていて、上からアボカド・パッションフルーツ・青レモンクリーム、バニラ香などをつけたエキゾチックフルーツのコンポート、バナナの柔らかなビスキュイで構成されています。
▲画像(手前)はひとり用のものをわかりやすく半分にカットしたもの
アボカドと聞いて少し驚くかもしれませんが、ブラジルやフィリピンでは、アボガドはスイーツにも使われる食材なのだとか。それら食習慣からインスピレーションを受けて、青レモンとパッションフルーツの香りがある甘いワカモレ(メキシコ料理のサルサの一種)のように仕上げました。
LA HORS PISTE以外にも、さらに4種類ブッシュ・ド・ノエル「LA MONT-MARRON」「LA PISTE NOIRE」「LA FRAÎCHEUR D'AGRUMES」「LA DALLOYAU」が用意されています。
今回のブッシュ・ド・ノエルなど、ダロワイヨのパティスリー部門を統括するのが、シェフパティシエのジェレミー・デル・バルさんです。こんにちは!
マカロンは名門メゾンのコニャックをフレーバーに
ケーキと合わせて、チェックしたいのがマカロン。クリスマスに向けた新フレーバーは、「コニャック・マーテルXO」と「アルデーシュ産の栗とタヒチ産バニラ」の2種類があります。マカロンとのペアリングは、もちろんコニャックのマーテルXO。試食会ではマカロンに合わせて、マーテルXOも振る舞われました。
もちろんダロワイヨはスイーツだけでなく、さまざまな食品を扱うお店ですので、シャンパンやパテ、紅茶など、年末の食材が詰まったバスケットセットも販売されます。
ガレット・デ・ロワはカフェ・キツネとのコラボ
年末のごちそうが終わったら、次はガレット・デ・ロワの季節がやって来ます。今年のダロワイヨは、ファッションブランドMaison Kitsunéが展開するカフェ「Café Kitsuné」とコラボしています。
このように、今年のクリスマス商品をざっと紹介してみましたが、コロナ禍が続いているため、今年は日本からパリに来ることが難しいかもしれません。しかし、万が一パリにいる機会があるなら、年末年始のごちそう計画の参考にしてみてください。
・住所: 101 Rue du Faubourg Saint-Honoré 75008 Paris
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フランス・パリ特派員ブログでのクリスマス企画記事、順次掲載していきます。
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