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現在マレーシアはエリアによって緩和されたロックダウンである「条件付き行動制限例(CMCO=Conditional Movement Control Order)」、あるいはエリア閉鎖となる「強制行動制限例(EMCO=Enhanced Movement Control Order)」などが発令されている状態です。
発令内容によって規制は異なっていて、首都圏エリアではクアラルンプール、セランゴール州(Selangor)、プトラジャヤ(Putrajaya)、ヌグリ・スンビラン(Negeri Sembilan)などが2020年11月9日までCMCO期間となっています。
11月13日はマレーシアの三大民族であるインド系の祝日ディーパバリ(Deepavali)/ディーワリ―(Diwali)です。よくインド系の新年と言われていますが、マレー系のハリラヤ、中華系のチャイニーズニューイヤーのように新年を迎えるわけではなく、ヒンドゥ神話に基づいて「光の祭典」と言われています。
所用後にクアラルンプール中心のブキッビンタン(Bukit Bintang)のパビリオンKL(Pavilion KL)に買い物へ。中に入ると例年と比べると規模は縮小されてはいましたが、デコレーションが開催されていました。
通常であれば彩色した米でコーラム(Kolam)という絵や文様が地面に描かれていますが、下絵のような感じです。
これからディーパバリまでの間に製作されるのでしょうか。
コーラムは幸運の神を招き入れるとのことで、インドでは毎朝、自宅の玄関などに描かれるのだそうです。
以前はイベントとなるとエントランス前では民族舞踊などが披露されたり、カラフルでポップな自撮りスポットが出現し話題となっていましたが、いまは一切ありません。
それでも中に入ると、ディーパバリらしい原色のデコレーションが正面階段に展開されていました。
スペースは限られていましたが、ディーパバリらしいモチーフや色使い印象的。
またインド系の伝統的衣装サリーを思わせる刺繍などが柱に飾られているなど趣向が凝らしてあります。
せっかくなのでゆっくりお茶でもと思っていたのですが、そういった気持ちにもなれず買い物を済まして帰路につきました。
いまのところレストランやホーカーなどで店内飲食は可能。ひとテーブルあたりの人数制限はあるため、満席ではないのに入店待ちの行列ができている店も多く見かけました。
2020年は1月下旬のチャイニーズニューイヤーあたりからコロナの話が聞こえ、そしてハリラヤは今回よりも厳しい規制がかけられたCMCOで移動は禁止でした。
現在のCMCOは9日に終了予定ですが、延長される可能性も高くその場合は現在の状態のままのディーパワリのホリデーとなります。
(撮影by逗子マリナ)
※写真の無断転載禁止